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2006年9月


●06.09.02(土)ソロギ8ミックス。

photo 昨日、今日とソロギ8のミックス。基本的にイコライジングはほとんどせず、あとは曲調によってリバーブを5種類くらい振り分ける程度。まぁギター1本なので、“他の楽器とのバランスが…”なんてことは無いのだが、曲によって微妙に音量が違うのである。マイクプリのセッティングは2〜3種類くらい(しかもゲインの調整のみ)なのだが、マイクとギターの位置も毎回厳密には違うし。

 というわけで、一旦44k・16bitで書き出したデータ(CDのマスター)を、曲順どおり聴き、シャッフルして聴きして、突出してレベルが大きい曲あるいは小さい曲がないか、ノイズやらなにやらの不具合とあわせてチェックしていく作業がひたすら続く。

 これが終われば、本の初校も大半が終わっていることだし、ようやくゴールが見えてきた感じ。早く次の仕事(D社のギター教則本と、ピアノソロCDと、既作の編集CD制作…)にとりかからないと。 (写真は、今日の“まるまっち”トテ)

 

●06.09.03(日)三木楽器クリニック。

 三木楽器さんのクリニックのため、大阪へ。実は初めてのマンツーマンクリニックで、8人(組)の方々がいらして下さる。希望者が多かったためやむをえずお断り(キャンセル待ち)した方もいらしたそうだが、これ以上は1日ではちょっと無理なので…すみません。1人(組)50分は長いような短いような。なにがしかを吸収していただけたならばウレシイのですが…。

 朝11時からスタートして20時には全員終了、打ち合わせの後打ち上げへ(のち実家に宿泊)。

●06.09.04(月)帰宅。

photophoto 暑さと睡眠不足でへろへろしながら、実家から帰還。写真は途中の新幹線から写した富士山(窓が汚かった…)。
(もう一枚の写真は、今日の“でへでへ”トテ)

●06.09.05(火)データのバックアップ。

 ソロギの録音データなどをDVD-Rにバックアップして、次の仕事にそなえて録音用ハードディスクを初期化。録音データは96k・24bit(ただしモノラル)のため、NGや別テイクを含めるとDVD-Rにして4枚分くらいになる(たいへん)。

●06.09.06(水)ソロギ8校正。

 午前中は既作の編集CD制作準備。午後は今日もソロギの校正に追われる。だいたい録音が終わって入稿も済むと、つい全部終わった気になってしまうのだが、これが大きな間違いで、実際には校正作業のほうが大変だったりするのである。毎回この時点ではそう思うのだが…喉元過ぎればナントヤラで、つい忘れているのである。さらに自分のスケジュールの中の“制作期間”には入っていないので(忘れてるから当然?)、次の仕事の開始が遅れ、支障がでたりもするのであった。とほほ。

●06.09.07(木)買い物。

 横浜へ買い物に行く。40Gのブート可能な小さめFireWireハードディスクを2つ(ひとつはツマ用)と、データバックアップ用のDVD-Rを購入。

●06.09.09(土)結婚式にて演奏。

photo 知人の結婚式で演奏するため、スペースサイト宮部氏と勝田へ。新婦のSさんは以前『果てしない宇宙をめざして』というプラネタリウム番組の音楽を手がけた時にプラネタリウムサイドの担当だった方で、その時の曲をいたく気に入ってくださり、披露宴でのBGMと生演奏、そして引き出物用に特別編集のCD制作を依頼されたのである(演奏曲はSさんの希望で「NEKO」「帽ふれ」、そして歌詞をちょっと変えた「On and on and on」)。

 Sさんは式の後、新郎さんが仕事しているフランスのグルノーブルへ一ヶ月いらっしゃるとのこと(もう少し早ければ大黒選手がいたのに…笑)。ともあれ、末永くお幸せに!

●06.09.10(日)ピアノアルバム。

photo ちょこちょこ作業している『Piano Solos 3』の録音。平行して、D社のギター教則本の原稿書きも進める。 (写真は、今日の“何か御用?”トテ)

●06.09.12(火)最近読んでいる本など。

cover cover  最近読んでる本:「東京大学のアルバート・アイラー〜東大ジャズ講義録・歴史編」(菊地成孔・大谷能生) ジャズ講義録。そもそもの出会いは「憂鬱と官能を教えた学校」(菊地成孔・大谷能生) を渋谷の書店で見つけ、醸し出す雰囲気に惹かれて値段も見ずに即購入。モードとコードなど、自分がこれまでよく解らなかった理論の部分を含め、とても解りやすく書いてあり感銘を受ける。読み終わり、同じコンビで同じ形態の本が出ていることを知り購入したのが「東京大学のアルバート・アイラー」。「憂鬱と官能〜」が鍵盤図入りだったりして“実学”寄りなのに対し、こちらはジャズの歴史が主眼。でもやっぱり曲作りに役立ちそうな事柄が盛りだくさん(個人的にはそれほどジャズに興味が無いので…)で、自分的には今年一番の収穫。もっと早く出会いたかった本である。現在上巻(歴史編)を読み終わり、下巻(キーワード編)に突入。ちなみに菊地さんは作家の菊地秀行さんの弟さん。彼は私の好きな原みどりさんと以前スパンク・ハッピー(初代)というバンドを組んでいて、南青山のMANDARAにコンサートを見に行ったこともあるのであった。

cover cover cover cover  「僕はこうしてデザイナーになった」 デザイナー10人のインタビュー集。祖父江慎さんと信藤三雄さんを読みたくて購入。

 「ABARA」(弐瓶勉) コミック(上・下巻)。「バイオメガ1」以来、待望の新刊…5月に出てた(最近はコミックのアンテナを張ってないので知らなかった…)。相変わらずの巨大建造物出まくりで、空間好きにはたまりません。

 「月光とアムネジア」(牧野修) 小説/文庫。記憶がリセットされる空間に逃げ込んだ殺し屋と、それを追う捜索部隊。牧野節とも言える幻惑的な名称群にも翻弄されるが、もちろん設定も物語も好み。唯一表紙だけがちょっとソフトすぎる気が(もっとオドロオドロしくていいのに…それだと売れないのかしら)。読んで良かった、買って良かった1冊。

 「独白するユニバーサル横メルカトル」(平山夢明) 小説/短編集/ハードカバー。平山夢明氏というと「“超”怖い話」などのノンフィクションが有名だが、私は「SINKER」の頃から氏の小説が好き(「メルキオールの惨劇」も、もちろん)。人間の中の見てはいけない部分見たさ…というか(そういえば「異常快楽殺人」もそんな感じ)。まだ1編め「C10H14N2と少年」しか読んでないが、下手な時に読むと“こちら側”に戻ってこれなくなるような毒が有(もちろん誉めてます)。帯の推薦文を綾辻さんが書いてるのもまた一興。

cover  最近やってたゲーム:「ペルソナ3」(PS2/RPG) 170時間でメンバー全員Lv99。ペルソナ1以来のメガテン好きとしては大期待の1作だったが、期待に違わぬ作品だった。作品で描きたい事とゲームシステムが、ブレずに融合しているところが最大の魅力だろうか。それ以外の一番のポイントはやっぱコ○○ルでしょう(かわいいなぁ)。塔と女帝コミュが出来ずじまいだったので、2周目ではそのへんを重点に(って、いつやるんだ私)。

●06.09.13(水)ピアノアルバム。

photophoto あいかわらず『Piano Solos 3』の録音と、D社ギター教則本の原稿書きの日々。『Piano Solos 3』、基本的に昔作曲した曲のリアレンジだけで行くはずが、気付けばいろいろ手直ししてしまう。きりがないのである。

 写真は、今日のトテ。上:だいたいいつもこんな寝相です。下:先日サークルペットさん(yahooショッピング)で購入したリッチェル室内用サークル。120cm×90cmのものを2つ買い、組み合わせて使っている。購入前は120×180(90×2)の長方形(結果120が2枚余る)にする予定だったが、扉位置の関係上5角形になるように組み立てたのがこの写真。右奥が120cm、左奥が90cm×2、左手前が90cm、右手前が手前側から120cm扉付+90cm。形はイビツだが十分機能しているので、気にしないのである。

●06.09.14(木)ソングラ研。

 ギターマガジン連載、新装・ソングラ研の原稿書き。

●06.09.15(金)ソングラ研。

 ギターマガジン連載、新装・ソングラ研の原稿を推敲してメールで入稿。

●06.09.16(土)D社ギター本とピアノアルバム。

photo あいかわらずD社ギター本の執筆と、ピアノ・ソロ・アルバムのレコーディングという二毛作な日々。

(写真は、今日の“ミョーな角度”トテ)

●06.09.17(日)システム・バックアップ。

 春にG5がクラッシュして以来、外付けのFireWireハードディスク250G(io data製)を6つのパーテーションに切り分け、1ヶ月に1度の割合でディスク・ユーティリティの“復元”を使ってバックアップを取っていた(古い物から消していく感じで、常に最新何ヶ月分かのシステムがまるごと保存されることになる)。ツマのibookのシステムバックアップも同様。で、そのツマibookのハードディスクの調子が悪く、よくフリーズするようになったので、試しにその外付けハードディスクから復元しようとしたら、バックアップしてあったシステムにエラーが。別のハードディスクを使って復元のテストをするも、ダメっぽい。

 そんでよくよく調べたら、どうも“復元”が正常にできるのは起動可能なハードディスクのみで、このディスクは起動ディスクとして使えないため、エラーが起こるらしい(ちなみに、すぐ確認できるようディスクイメージ化はしていない)。先日買った、起動可能なポータブル・ハードディスクで試したら、ちゃんと起動できたのである。

 あわてて自分のシステムをポータブル・ハードディスクのほうに一旦バックアップしたが、ツマのシステムのほうは残念ながら新たにバックアップを取れる状態ではなく、メールやらweb関連やら、最新のモノでないと困りそうなデータだけをなんとかサルベージして、後日外付けのハードディスクに新規インストールすることに(内蔵はディスク自体がほぼ死んでいるので)。

●06.09.19(火)横浜へ買い物に。

 結局起動可能な外付けハードディスクというのは意外に少なく、LogitecのFireWire接続モデルを買いに横浜へ。

 夕方、D社I氏から電話。I氏からは9月末に発売される押尾コータロー氏のベスト盤『Blue Sky』の楽譜制作(解説・浄書書き)を依頼されているのだが、同社から刊行予定である別のギター本の制作が真っ最中なので、それが終わり次第取りかかりましょう…という話になっている。『Blue Sky』のほとんどの曲は既に発売されている楽譜集に収録済みなのだが、2曲だけ未収録曲があって、当初は10月頭までにその2曲を採譜し、不明点を押尾氏に確認…の予定だった。それが急遽スケジュールの都合により今週の金曜日に変更とのこと。まだ何も手を付けていないのだが(どひへー)、明日・明後日でできるだけ準備し金曜の打ち合わせに望むことに。

●06.09.20(水)「ウロボロスの純正音律」。

cover  ミステリ作家の竹本健治氏から新刊「ウロボロスの純正音律」が届く。実はこの小説、南澤も出演(?)しています。帯の左端にちゃんと名前まで!(竹本さん、ありがとうございます)ちなみに南澤は149ページで初登場してます。

 押尾氏『Blue Sky』楽譜集制作。「ラスト・クリスマス」の採譜終了(DVD『ドラマティック・ライヴ』を参考にしつつ)。『Panorama』楽譜制作時と同様、見本盤CDから書き出したAIFFをDigital Performerに貼り、テンキーでロケートしながらの採譜。波形を切り出しサンプルレートを22kHzにしてDPのサウンドバイトウィンドウ上で再生すると倍速で再生できるので(DP自体を44.1kHzにしているため)、ベース音が聞き取りにくい箇所はそんな手を使ったり。

 ちなみに『Blue Sky』楽譜集、押尾氏の楽譜で私が採譜・浄書・解説を担当しているのは昨年の『Panorama』からなので、それ以前の曲に関しては書式(特殊奏法記号など)を統一するために浄書をし直す予定。

●06.09.21(木)押尾氏楽譜集。

 押尾氏『Blue Sky』楽譜集制作、「Friends (CM version)」の採譜終了。DVD『Chain of Friends』の映像特典で同曲が収録されているので、あわてて買ってくる(いつでも買えるつもりで、未購入だったのでした)。謎が深まった部分もあったが(笑)、すべて明日本人に確認することに。

●06.09.22(金)押尾氏楽譜集。

 午後、モリダイラ楽器へ。愛器S121spの調子がちょっと悪いので、チェックしてもらうため持参し預ける。その後モリダイラO氏、ZOOMのT氏と昼食。

 その後、D社I氏とともに押尾コータロー氏と打ち合わせ。楽譜集用の手写真を撮影し、「ラスト・クリスマス」と「Friends (CM version)」の疑問点を尋ね、『Blue Sky』楽譜集に収録される押尾氏と私の対談を収録。

●06.09.23(土)D社ギター本。

 そしてふたたびD社ギター本執筆の日々。意外に時間がかかるのである…。

●06.09.26(火)パン面談。

cover  生徒と面談のため、パン・スクール・オブ・ミュージックへ。10月スタートの授業の時間割を決める作業(生徒たちとも初顔合わせ)。

 その後、新宿でiPod nano (8G)を購入。ちょうどデジタルプレーヤーを探していたところ新製品が出たので。ホントはどこの会社製でもいいからSDカードなどが使えるモノがよかったのだが、世間の風はmacユーザーにはちょっと冷たく、パソコンとデータをやりとりするソフトがたいていWIN専用。外部記憶が使えないものの、やっぱりmacと親和性も高いし、デザインもカワイイので、結局iPodに落ち着いたのである。

●06.09.27(水)D社ギター本。

 D社ギター本の執筆。ようやく全ての項目をほぼ書き終えたので、それ(ゼロ稿)を下敷きにして初稿を書く作業に突入。

●06.09.28(木)D社ギター本。

 D社ギター本の執筆。初稿第1弾をメールで入稿。

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