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2006年3月


●06.03.01(水)G5復旧。

 戻ってきたmacの復旧作業。システムのバックアップを“復元”で取っておかなかったため(そんな機能があることも知らなかった…)、ソフトなどを一からインストールする羽目に。インストールしたとしても、ネットからアップグレードしているものはそれも再度行わないといけないし、音楽関連のソフトは認証作業をしないと使えなかったり…で、1日ではとても終わりそうにない…。カスタマイズしたコマンド類を控えておいたのがせめてもの救い。

●06.03.02(木)府中プラネコンサート・現地チェック。

 午前中、スペースサイト宮部氏、出演者の樋泉さんと一緒に、府中で5日のコンサートの準備。

●06.03.03(金)TV撮影で松本へ。

ヘッドウェイにて  BSジャパン“響のスコア”撮影のため、松本へ。番組の主役はヘッドウェイ・ギターのルシアー百瀬氏で、その工房で演奏するのである。八王子から特急で2時間、松本駅からタクシーで30分ほどでヘッドウェイの工房に到着(13時過ぎ)。スタッフは午前中から撮影しており、挨拶もそこそこに、サクサクと予定曲を撮影していく。ここ数年モーリスしか弾いておらず、Sシリーズのネックの形状に慣れているので、すぐに他社のギターを引けるか不安だったのだが(ネックの握り具合は大事なのです)、お借りしたヘッドウェイのギターは問題なく左手になじみ、撮影も1時間程度で無事終了。百瀬氏やディバイザー会長八塚氏と少しお話しした後、すぐに帰路へ(撮影スタッフはまだまだ作業が残っていたようです)。ヘッドウェイの方に車で駅まで送っていただき、15時20分の特急に乗車、19時頃には自宅に到着。(写真は百瀬氏、八塚氏と)

●06.03.04(土)府中プラネコンサート・仕込み。

 明日の府中プラネコンサートのための仕込みで、夕方から会場入り。実は明日のコンサート前は、通常の番組投影があるため会場が使えず、全くと言っていいほど準備ができないので、今日のうちに音や照明の仕込みをしておかないといけないのである。照明を新調したり、舞台上の椅子をレンタルした甲斐もあり、客席から舞台を見た雰囲気は今までで一番いい感じかも。

 結局仕込みは深夜までかかり、終電を逃したメンバーはスペースサイト宮部氏の車で送っていただくことに(まいどすみません…)。

 

●06.03.05(日)府中プラネコンサート。

 コンサート当日。13時頃に会場入りし、主に控え室で準備。急遽ロビーでデモ演奏をするが、PAも無く人も多かったので、あまり効果は無かったかも。

 前売りがそれほど出ていなかったので心配していたのだが(わりといつも前売りの売れ行きは良くない)それでも開場前にはプラネの前にお客さんが集まりだし、結局出演者・主催者一同びっくりの満員御礼。パイプ椅子をプラネ内の通路に出して席を増やし、さらに当日券を希望されたお客様を何人かお断りしたとのこと(すみません…)。ともあれ、集客的には大成功だったのである。

 コンサート自体は、歌の音質が良くなかったりいろいろ問題も。ギターに関しては、あとで“音が少し丸かった”と言われたが、PAやエフェクターの問題ではなく、もしかしたらツメを削るヤスリを細かいものに変えたからかも(ちょっと音が丸くなった)。途中で休憩をはさみつつ2時間の長丁場だったが、ここ最近の傾向だった“音楽中心”から、少しだけ朗読と解説が増えた感じになり、一番最初にやった板橋でのプラネコンサートのテイストに戻ったような気が。あくまで私感だが、プラネタリウムという“非日常”にお客さんを誘うためには、音楽はフックになるかもしれないがそれを中心にするのではなく、朗読や解説を中心に据えたもののほうが良いかもしれない。もともと深夜ラジオの“クロスオーバー・イレブン”のようなイメージでできればいいね、というスタートだったし。

 というわけでコンサートも無事終了。Sさん、Tさん、いつもありがとうございます。クラスタ以来…とおっしゃっていただいた方も、ご来場ありがとうございました。P社のNさん、遠いところ(ほんとに遠いところ)わざわざありがとうございました。

 ともあれコンサートは無事終了。撤収後に近くのファミレスで軽い打ち上げをして、(こんどこそ)終電前に帰宅。

●06.03.08(水)プラネ番組打ち合わせ。

 6月頃から投影予定の子供向け新番組「(仮) ヒッポ」の打ち合わせで、スペースサイト宮部氏が来訪。現在進行中の「(仮) ロケット」とあわせ、微妙にズレてはいるものの同時進行。「(仮) ロケット」はラフ書きが終わっているので、3末までにアレンジを終えて完パケ予定。「(仮) ヒッポ」は13日までにラフ書きを終え、3月中に尺をFIXしたラフをあげる予定。納期が先なのでつい気が緩んでしまうが、けっこう急がないとマズいスケジュールかも。

●06.03.10(金)ソロギ打ち合わせ。

 次回ソロギの打ち合わせのため、リットーN氏来訪。内容やスケジュールなどを確認。制作の準備に入る(もうぼちぼち入ってたけど)。

●06.03.11(土)Yさん来訪。

 映像の打ち合わせのため、Yさん来訪。Yさんは、プラネタリウム番組の制作会社であるスペースサイトでサポートをしている現役美大生。先日の府中でのプラネコンサートも、メイキングの撮影をずっとしてくれていた。先日、私の曲のプロモーションビデオの制作をお願いし、今日はその細かい打ち合わせなのである。PVを撮ってもどこで使うんだ…という説もありますが、ホームページで流したりできればいいかな…とも。

●06.03.13(月)病院へ。

 先日切除した粉瘤の検査結果を聞きに、病院へ。良性のものとのことで、一安心(悪性である可能性はかなり低かったけれども)。手術や術後の痛みもほとんど無く、かなりラッキーだったのでは。

●06.03.14(火)「(仮) ロケット」。

 プラネタリウム番組「(仮) ロケット」編曲。

●06.03.16(木)Miroslav Philharmonik。

 現在作業中のプラネタリウム番組「(仮) ロケット」で、オーボエの音が手持ちのソフトではしっくり来ず、以前から気になっていたIK Multimedia社のMiroslav Philharmonikを注文。VitousのライブラリはAKAIのミニ版を持っているのだが、ビブラート具合が“楽器的”で気に入っていたのである。

●06.03.17(金)新装ソングラ研。

 ギターマガジン連載・新装ソングラ研の原稿を書き、いつものようにメールで入稿。

●06.03.19(日)ジャスパーくん認定祝賀会。

認定祝賀会 以前からの知人である介助犬協会・Sさんのご招待で、介助犬ジャスパーくんの認定祝賀会に出席。単に犬好きなだけかもしれないが、やっぱり大型犬はいいなぁ(特に尻尾の手応えが)。2曲ほど演奏させていただく。

●06.03.20(月)ギター本。

USBハブ 届いたMiroslav Philharmonikを早速インストール。プロテクトはiLokキー(USB端子にキーを差しておくとソフトが使えるタイプ)だったのだが、“自己責任で”他のキーにライセンスを移動できるとマニュアルにある。手持ちのUSBハブは7口あるのだが、キーのたぐいがMOTU×3、KORG、WAVES、Yellow Tools、Steinberg…と、すでにイッパイイッパイ(笑)なので、試しにSteinbergのキーにライセンスを移動させてみる。結局、移動そのものが上手くいかなかったり、エラーが出てオーサライズできなかったりして、やむなくもとのキーに戻して無事オーサライズ完了。7口のハブに8つのキー…ということで、現時点では使用頻度の低いYellow ToolsのUSBキーを外すことに。(写真は上からMOTU×3、KORG、Steinberg、IK、Wavesのキー。左に外してあるのがYellow Tools…)

 ギター関連では、ソロギとは違うCD付きギター本の土台作り。全体の“濃さ”や分量がまだ見えないので、一部の原稿をダミーとして出版社の担当さんに渡し、仮にデザインしていただくことに。

●06.03.22(水)惑星大怪獣ネガドン。

cover cover  サンレコのレビューで知ったDVD「惑星大怪獣ネガドン」、一人で作った特撮風味のCGムービーとのことで、Amazonで衝動買い。いっしょに戸田誠司さんのクリップ集「There She Goes Again」も購入。「惑星大怪獣ネガドン」は、質感や空気感が絶妙でした。「There She Goes Again」は「競艇大好き」にメロメロ。

●06.03.24(金)「(仮) ロケット」。

 ここんとこずっとプラネタリウム番組「(仮) ロケット」編曲作業。メインテーマのエレキ(メロディ)を弾いていたら、指先がヘタレに(とほほ)。アコギとエレキの録音を明日済ませる予定だったが、スケジュール的にはまだ余裕があるので、ちょっとだけ延期。

●06.03.26(日)「(仮) ロケット」。

 プラネタリウム番組「(仮) ロケット」、できているところまでを再チェック&マルチミックス。スペースサイト宮部氏にネットで送ってチェックしてもらう。1曲、どうしてもアレンジが気に入らない曲があり、オーケストレーションを知人に依頼することに。これでしばらく「(仮) ロケット」の作業は中断、もう一本のプラネ番組「(仮) ヒッポ」の作業に取りかかる予定。

●06.03.27(月)買い物。

 ツマと待ち合わせて海老名で買い物。丸井で外出用の鞄(吉田社製)を購入。たまたま古着フェアをやってたので、龍のTシャツとコートも購入。

●06.03.28(火)「(仮) ヒッポ」尺合わせ。

 子供向けプラネタリウム番組「(仮) ヒッポ」の尺合わせ。先日OKの出たラフスケッチを、必要な尺分だけ再構成する作業。

●06.03.30(木)「(仮) ロケット」。

 プラネタリウム番組「(仮) ロケット」アコギ録音。サントラ中の2曲で、アンサンブルにアコギのストロークを重ねてみたのである。使用ギターはマーチンD35で、弦はエリクサーのブロンズ弦がどこかに行ってしまったので、かわりに出てきたヤマハのライトゲージを張る。1曲は普通のチューニングで、もう1曲(メインテーマ)は普通の2カポと1弦空け2カポを部分的に組み合わせて録音。

●06.03.31(金)「(仮) ロケット」オーケストラアレンジ。

スコア  現在音楽を制作中のプラネタリウム番組「(仮) ロケット」のオーケストラ曲録音のため、アレンジャーの倉田典明氏が来訪。この番組のタイトルバック曲は、クライアントから“ハリウッド映画のような壮大なオーケストラで”とのリクエストがあり、オケのアレンジができる知人の倉田氏にアレンジを依頼したのである。

 書いてきていただいたスコア譜をベースに、ヤマハ音楽教室のピアノ講師でもあるご本人にピアノでパートごとに入力していってもらい、のち楽器の選択〜アーティキュレーションの作業。楽器はIKのVitous Philharmonkを中心に、MOTU MSI、NI Kontakt 2(VSL)から、一番イメージに近い音色を選択(シンバルのマレットロールのみサンプリングCDのNY Drum Worksを使用)。

 わずか10小節の曲だが、5時間くらいでなんとか仕上がる。できあがりもカッコよく、やっぱりちゃんとオケ譜が書ける人のアレンジは違うなぁと痛感。少しずつでも勉強しないとなぁ…(写真は倉田氏に書いていただいたフルオケのスコア)。

 というわけで「(仮) ロケット」も、あとはメインテーマのエレキ録りを残すのみ。…弦高さげてエクストラ・ライトを張ろう…(軟弱)。

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