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2006年1月


●06.01.01(日)ひさびさにゆったり。

 TVを見たりごろごろしたり。

●06.01.02(月)ソロギ7マスター制作。

 ソロギ7のマスター制作。録音したギターは、それだけではいわば素の状態なので、リバーブをかけたり曲ごとの音量(音圧)を揃えたりする必要があるのである。

●06.01.03(火)ソロギ7マスター制作。

 引き続きソロギ7のマスター制作。リバーブに関して、これまではDigital Performer付属のe-verbを使っていたのだが、ここ1年くらい使用頻度の高いWAVESのRenaissance reverbを使ってみることに。

●06.01.06(金)〜08(日)部屋の小改装。

photo 自宅スタジオにはファングル(鉄製の組み立て式家具)で作った資料用の棚があるのだが、天井とのスキマがわずかに低く(というか天板が高く)、棚の上側にはA4サイズのファイルや雑誌が立たない。…というのがずっと気になっていたので、仕事が空いたのをいいことに棚の中身を出してファングルを組み直す。とはいえ全部の資料を一度に出すのは大変なので、必要なところだけ出しては組み直し…という感じ(それでも引っ越しを彷彿とさせるタイヘンさだった)。

 ファングルの最上段を2段、以下1段づつ棚板を下げることで、なんとか最上段にもA4ファイルが置けるようになり、意外なほど収納効率が上がった。…でも地震が来たら下敷きになっちゃうなぁ…。(写真は改装前のサンレコ群。平閉じになってからの号はすべて有るのです)

●06.01.09(月)物欲魔人。

 シンセシンセしたシンセが欲しくなり(去年から欲しかったのだけど)、正月早々ソフトシンセ類をいろいろ購入。

 まずVIRSYN社の「CUBE 2」。ほんとは同社のTERAを買おうと思ったのだが、本国ドイツでは最新ヴァージョンの3が発表になったので、それの日本発売を待つことにして、とりあえずCD-ROM10枚オマケキャンペーン中だった(まだやってた)CUBE 2を購入。それから、SPECTRASONIC社のSTYLUS RMX用ループ「New Orleans Strut」(ハリケーン・カトリーナ被災者住居復興募金プログラムに賛同した特別ドラム・ループ集)をダウンロード購入。年末にやむなく(?)作ったVISAカードが役に立つ(笑)。つづいてA|A|S社の4つのソフトがセットになった「Modeling Collection」を購入。これもダウンロード版特別価格だそうな。

 そうこうしているとYellow Tools社の「Independence」が発表になり、同社の別ソフトのユーザーは“アップグレード価格”で購入できるとのことで、これも申し込む(Cultureユーザーなので)。

 …キャンペーンとかセット物に弱いのか私。弱いんだな私。

●06.01.10(火)〜11(水)MachFive。

 メインで使っているソフトシンセ・MOTU MachFive用に、手持ちのAKAIサンプルCDのうちコンバートしていなかった分をようやくコンバート。自分のMachFiveライブラリーは、ソース別ではなく楽器別に自分でカテゴライズしているのだが、そうすると違う会社のサンプルCDソースで同じ音色名が使われている場合、同じ名前の波形データが同じ階層に来てしまうため、先にコンバートした波形が後からの波形に上書きされてしまうので困っていた。波形を音色毎にフォルダに入れることは(コンバート時の設定で)可能なのだが、後から波形ファイル名もフォルダ名も変更できないので、結局上書きされてしまうのである。

 そんなことを気にしつつコンバートしている最中にひとつひらめいた。コンバート時に複数のプログラムをマージする機能があるのだが、そこに1音色だけぶち込むと名前は自由に付けられるのである(本来“マージ”は2音色以上を入れて書き出す機能)。というわけでコレを使って、いちいち手動で面倒ではあるが波形(フォルダ)の名前を変えて保存することに成功。そんなこんなでいろいろコンバートしてたら2日かかってしまった…。

●06.01.12(木)ジョン・フェイ・トリビュート。

 友人のギタリスト浜田隆史氏が企画した、今は亡きギタリスト、ジョン・フェイ(たぶん発音的には“ジョン・フェイヒイ”が正しいのだろうが、ウィンダム・ヒル世代の私はこの表記のほうが馴染みがあるのである)のトリビュート盤の作業。浜田氏の新曲を私がリミックス、という形で参加するのである。浜田氏の曲はソロ・ギター編成なのだが、そこに楽器を加えるのではなく、ジョン・フェイの影響を受けたと言われるジム・オルークなどを参考に、普段ギター以外の仕事でよく使っている変態ディレイやモジュレーション、アンプシミュレーターなどを使ったりしていろいろと遊んでみる。リバーブ成分だけが違うフレーズだったりとか(XBOX“Otogi”の発想ですな。あそこまで過激ではないけど)。2月頃発売予定らしい。不協和音やヒネたギターに興味がある方は聴いてみて下さい(笑)。

 先日購入したA|S|SのModeling Collection、レジストレーションが上手くいかず、スタンドアローンでは立ち上げる毎にレジストレーションを要求され、DPではプラグインを認識しない。代理店のメディア・インテグレーションの方に伺い、アクセス権の修復で無事解決。そう言えばアクセス権の修復はトラブルシュートの基本だった…G5にしてから一度もやってなかったので、思いつかなかった…。メディア・インテグレーションTさん、ありがとうございました。

●06.01.13(金)「旅するオリオン座」。

 現在投影中のプラネタリウム番組「旅するオリオン座」のサウンドトラックCD制作。あまり気に入ってなかった打ち込みのギターをA|S|SのString Studioに差し替えてみたり、SynthogyのIvoryをヴァージョン・アップしたので(1→1.5)、それにともなうヴォリュームの変更など。主題歌もキックを見直したりパート毎のEQを再考して録音しなおし、とりあえず曲のマスターは完成。あとはCD用に曲同士の音圧のバランスをとる作業を残すのみ。

●06.01.16(月)プラネ新番組。

 スペースサイト宮部氏が来訪。次のプラネタリウム番組の打ち合わせ。25日までにラフ…他の仕事もあるので、間にあうだろうか?

●06.01.17(火)早くも次のソロギ。

 リットーミュージックN氏が来訪。2月発売の「ソロ・ギターのしらべ 無上のクラシック・スタンダード篇」最終修正確認と、次の「ソロ・ギターのしらべ」の打ち合わせ。早くやっとかないとドンドンずれていく危険があるのである。

●06.01.18(水)打ち合わせのはしご。

 打ち合わせや顔出し(?)のはしご。12時・西日暮里〜13時半・幡ヶ谷〜15時・代々木。そんな途中で新宿のROCKINNさんにてCD(ローレンス・ジュバーのウィングスカバーアルバムなど)を購入。

●06.01.19(木)ソングラ研。

 ギターマガジン連載・新装ソングラ研の原稿書きやら事務処理やら。

●06.01.20(金)ソングラ研。

 ギターマガジン連載・新装ソングラ研、入稿。ほか、ギターマガジンインタビュー(2月13日発売号に掲載されます)のチェックなど。

 先日購入したYellowtool社のソフトシンセIndependence、動作環境がOS10.4以降だった…(うちはまだ10.3.9だったのです)。というわけで、OS10.4(Tiger)を買いにヨドバシカメラへ。
 インストールはまぁまぁ順調にすんだものの、後がタイヘン。まず新機能のSpotlightが、どうやら常時作動しているタイプのようなので、ネットでやり方を調べて早々にオフる(“プライバシー”に入れるだけでは不十分なので)。それからオーディオ・インターフェイス(MOTU 24I/O)が、たまたま電源を入れたままでOSをインストールしたため認識しなくなってしまったので、ドライバを再インストール(MUSETEXのFAQに書いてあった)。だいたいはそれで解決し(あと、スキャナーのドライバーも再インストールしたけど)、ようやくIndependenceをインストール。ちなみに、インストールマニュアルに記述が無いが、実際の音色データ(.ytif)を格納する場所は、後でも指定できるのだった。つまりアプリ本体(スタンドアローン版)は起動ディスクに入れ、波形は外付けに…も可能(Cultureと違ってどこにも書いてなかったので、できないのかと思ってた…むむむ)。

 その後、ついでにIndependenceを1.0.3にアップし、同社のCultureコンバーター(というのかな?IndependenceでCultureの音を使えるようにするもの)もインストール(ともに本社webから)。あと、Korg Legacy CollectionのM1 ver1.5、MOTU MSI ver1.1もダウンロード〜インストールしておく。

 おもいのほか準備に時間がかかったが、これで明日から次のサントラのラフ書きに入れる…かな。

●06.01.23(月)坂元昭二氏来訪。

 ギタリストの坂元昭二氏が来訪。2月12日に大阪で行うジョイントライヴで何曲か一緒にやりましょうということになり、そのリハなのである。

●06.01.25(火)プラネ新番組(仮題:ロケット)。

 プラネ新番組「ロケット(仮)」のサントラ、なかなか進まず。とりあえずラフ書きを進めるものの、この方向でいいのか?と悩んでしまう。いや、BGMとして必要とされている方向は多分大丈夫だと思うのだが、メロディとかプラスアルファの部分で、もっと凝れるのでは?と考えてしまうこと多し。今回はめずらしく時間に余裕があるので(他の仕事が並行してスタートすると、そうも言ってられないのだが)、かえっていろいろ考えてしまって難しいのである。それでも今日の午後にナレーション録りが行われるので、声録り時にBGMがあるとイメージしやすい…という意味では今日の正午がデッドライン。ともあれ、ここまでに書いたラフを再度聞き直して修正しつつ、データをネットで先方へ。その後も修正したりラフ書きを追加したり。

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