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2001年7月


●01.07.01(日)

 アコースティック・ギター・マガジンのほうがほぼ終了したので、ようやくギター楽譜集のアレンジ作業に戻る。で、楽譜書きが一曲終了。

●01.07.03(火)

 アコースティック・ギター・マガジンの記事作成(こぼれた図版など)。これでとりあえず終了のはず。

 浜田隆史さんの新作CD「オリオン」が届く。浜田さんのHPでジャケットを見たときから、「うぉおおおお、かっこいいぞぉおおお」と一人で燃えていた私。このジャケットはカッコイイです。ホント。音はいつもの浜田さん。目の前で弾いてるかのようなリアルなギターソロが楽しめます。全体的にワイルドだけど、「忘れません」という曲(セルフカバー)は、ちよっとココロがナゴミます。この夏モーリスギターのデモでアメリカまで行くそうな。ワールドワイドだ浜田さん。彼のワイルドな奏法と繊細な物腰は、つねづねお手本にしなくてはと思っているのでした。・・・すくなくともHPほぼ毎日更新、というのだけはマネしたいなぁ(ムリ・・・)。気が向いたら上記HPに行ってみてくださいませ。たしか試聴もできるハズ。

●01.07.04(水)

 ヤフーオークションで落札した、シリータの「プレゼンツ・シリータ」のLPが届く(Isomura_Shinsukeさん、ありがとうございました)。LPですぜLP。うちのレコードプレーヤー池袋から板橋への引っ越しの時にはずされて梱包されたまま。とりだしたら箱の中でゴキブリが死んでた(笑)。

 なんでわざわざLPを落札したかというと、このアルバムに入っている「哀しみの恋人達」(ジェフ・ベックのヴァージョンが有名)のオリジナルヴァージョンが聞きたかったのだが、CDは本国でも廃盤のようで、ナップスタークローンでも入手できず、困っていたところこのLPの出品を発見した、というわけでした。ようやく聞けた。参考になりました。

 ギター楽譜集のアレンジ作業で、楽譜書きが一曲終了(わかりやすいなぁ)。

 夜、ギターマガジンから記事の依頼が。お盆進行のため、ちょっと締め切りが近い。大丈夫か私。

●01.07.06(金)

 今日は週に一度の学校の日。行き帰りのオトモは小野不由美さんの十二国記シリーズで、1、4と読み進めている(再読)。このあと5、魔性の子、2、3、と行き、そしていよいよ最新刊の6にたどり着きたいのであった。

●01.07.07(土)

 高校時代の友人が尋ねてきてくれる。ずっと連絡を取っていなかったのだが、先日「netで見つけた」と連絡をくれたのである。会う早々「太った?」と言われた。やはり・・・。

 夕方、水野君がCDの製作に来る。ボサノバの原稿書きの仕事があるので、そのあたりの資料も借りた。

●01.07.08(日)

 生徒の一人がレコーディングに来る。

●01.07.09(月)ローデン。

 netで知り合ったならぴーさん、まぶぱぱさん、そしてギタリストの一(はじめ)さんと、お茶の水のイシバシ楽器に行く。まぶぱぱさんが懇意にしている店員さんの配慮で、私が弾きたがっていたローデンというメーカーのギターをお茶の水店に集めて置いていただき、その弾き比べをしてきたのである。なかなかよいモデルもあったが、「来週あたりにはもう一台はいりますよ」との店員さんのお言葉に、それを待ってから決めることに。しかしやっぱりローデンはかわいい。

●01.07.10(火)新生銀行にはたいへん困ったものです。

 以下、ちょっとグチモードです。すみません。

 ヤフーオークション関連の振り込みに利用しようと、先日新生銀行に口座を作った。ATMの使用料がキャッシュバックされるのと、インターネットを使った振り込みが無料でできるということだったのだが、HPから振り込みのモードに入ろうとすると文字化けしたようなウィンドウがでて先に進めない。問い合わせると、ブラウザのヴァージョンの問題では?ということなので、一旦電話を切ってIE5をインストール(いままでIE4.5でした)。ところがIE5でも同様の状態になり、変化なし。再度問い合わせたところ、
MACは使えません
とのこと。んなこと先にちゃんと説明してほしいものだ。どうやら私が口座を開設した時点では、MACでの不具合は見つかっていなかったらしく、ごく最近使用不可になったそうな。ゆえに、事前の説明は当然ありませんでした。

 つい昨日、普段使っている口座から新生銀行の口座に●万円を移したばかりで、その時には手数料かかってます(420円)。いっとくけどMACが使えなかったら口座なんか作りませんでした私。当然、昨日お金を移したりもしませんでした。MACでのインターネット振り込みがいつから使えるようになるかは不明とのことで、鋭意努力中とのこと。それは別にかまわない(仕方ない)けど、問い合わせの電話に対しての対応といい、情報の不行き届きといい、かなり不快でした(最初に応対していただいた窓口の女性はちゃんとしてました。問題は、その後に出たちょっとエライ人)。

 というわけで、今日はブルーです(笑)。

●01.07.12(木)ローデン購入。

 イシバシ楽器からローデンF32c(アコースティック・ギター)が入荷したとの電話を頂き、早速弾きに行ってくる。7/9に弾いて一番音の良かったF32と、「カッタウェイ」といってギターの一部がエグレている形のF32c(cはカッタウェイのc。スはスペースのス・笑)を2本弾かせていただいた。結局、音だけ考えると最初のF32が一番グレイトに響いていたが(アコギの場合同じ値段の同じタイプでも、出音がかなり違う場合があります。さすが生楽器)、カッタウェイの誘惑に勝てずF32c(のうちよく鳴っていた方)を買うことに。今はすっかりローデンがマイブームなのである。

 お茶の水に出たついでに、アレックス・デ・グラッシのビデオも購入。彼もメインギターはローデンなのである(またかい)。

 ちなみにうちには「ねむたろう(別名オトやん)」とその兄である「アニやん」というぬいぐるみがいるのだが、それらにちなんで今日買ったF32cを「アニやん」、今年のはじめに買った同じローデンのS12(ちょっとボディが小さめ)を「オトやん」と命名(笑)。

●01.07.13(金)がっこ。

 今日は週に一度のがっこの日。

●01.07.14(土)飲み会。

 音系イベントM3で知り合ったIさんのお誘いで、渋谷で飲み会(私は飲まないけど)。私はタクティクスオウガの作曲者である岩田氏をさそい、ほかにはバロックのプロデューサーであるよねみつ氏、クーデルカのプロデューサーである菊田氏、イラストレーターのはやみあきら氏が集結。牧野修氏や海外TVドラマやゲームの話をして、まったりとした時を過ごす。

 行き帰りのオトモは小野不由美氏の十二国記最新刊「黄昏の岸暁の天(上下)」。ようやく最新刊にたどり着いた。そしてまたしばらく新刊が待ち遠しい日々。

●01.07.16(月)アニやん修理へ。

 「アニやん(ローデンF32c)」を修理に出すためお茶の水のイシバシへ。溶けるような暑さとはこのことか。むむむ。とりあえず店員さんに預け、すべてを託してあとは祈るばかりなのである。帰りがけに、ギタースタンド2本とサンレコを買う。

 今日のオトモは村上春樹氏の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(再読)。「夏の朝のメロン畑」というユニットでも作ろうかな(笑)。

●01.07.17(火)ソロギターのしらべ2など。

 ひきつづきギターマガジン(8月発売号)の原稿書き。これでほぼ終了である。

 これもひきつづきだが、ソロギター楽譜集用のアレンジと原稿書き。現在手がけているのは、「ソロ・ギターのしらべ2」(リットーミュージック)と、「フィンガースタイルで弾く懐かしのアニメ&特撮ソング2」(TAB)。どちらも「原曲のコードや雰囲気を大きく変えない」という大前提で、作業の流れ的にもほぼ同じ。実際の行程は、

 (1) 楽曲選び(「ソロギター2」は出版社側が選曲、「アニメ2」は私が選曲)
 (2) オリジナルから、コードとメロディをコピー
 (3) 練習しつつ、ある程度こなれたら楽譜に書く
 (4) さらに練習しつつ、レコーディング
 (5) 「アニメ2」は(4)と平行して、楽譜をソフト(Finale)で浄書

 ・・・という流れで、現在(1)〜(3)の作業中。というわけで今日も楽譜書きが2曲終了でした

 毎週録画してみているER(NHKBS)、セレクタのミスで録りのがす。かなり重要な回だっただけに、大変悔やまれる。

●01.07.19(木)楽譜書き。

 今日も楽譜書きが1曲終了。

●01.07.20(金)がっこはお休み。

 普段ならがっこに教えに行く日だが、今日は合宿のためお休み(私は不参加)。というわけで今日も楽譜書きが1曲終了。

 ここんとこ読んでるマンガ。「デビルマンレディー」ヤフオクで落札してイッキ読み。「3x3 eyes(サザンアイズ)」近くのブックオフでガバッと買ってイッキ読み。と思ったら、まだ完結していなかった・・・。最新刊まで読了。「うしおととら」こちらもヤフオクで全巻落札してイッキ読み。ある意味マンガ的というか理想論というか、なのだが、筆にイキオイがあるので気持ちよく読める(まだ途中)。

 ここんとこやってるゲーム。「タクティクス・オウガ」は2度目の死者の宮殿でガラスのカボチャ10個をゲット、スーパーデネブを加えた時点でちょっと飽きた(笑)。現在「トゥームレイダース2」を再プレイ中(1と2と4はコンプリート、3は途中までプレイ、5は未プレイ)。

●01.07.21(土)楽譜書き。

 今日も楽譜書きが1曲終了。あと、特に記述はしていないが、ここんとこ「ソロギターのしらべ」ビデオ版収録曲の練習も平行してやってます。集中力が続かないので、たとえば朝一通り弾いては他の仕事をし、昼にまた一通りひいては・・・という感じで一日に何度かおさらいする日々。

●01.07.23(月)あいかわらず楽譜書き。

 今日も楽譜書きが2曲終了。これで「フィンガースタイルで弾く懐かしのアニメ&特撮ソング2」(TAB)の方は、近々届くはずの資料が必要な1曲以外すべて楽譜書きが終了したことに。あとはレコーディングやら浄書やらだが、ストロークの多い曲は練習時にツメが減るので、「ソロギターのしらべ」ビデオ版収録の後でレコーディングすることにします。

●01.07.24(火)「ソロギターのしらべ」ビデオ版。

 「ソロギターのしらべ」ビデオ版の打ち合わせで、新宿へ。リットーの担当者おふたりと、ビデオのディレクター、レコーディング・エンジニアの方ともろもろ打ち合わせる。TAB打田さんのビデオ「ラグタイムギター」もこのメンバーで制作されたそうで、「打田さんは作業がメチャ早いんですよ」とのこと。私も事前に拝見していたのだが、サラッとした語り口と言い、安定したプレイといい、なんだかもう私にとってはとってもお手本なのであった。このぐらい見やすいものが作れればいいなぁ、と思う。

 打ち合わせから帰ると、どうやら今日は史上最高の暑さだったそうで。どうりで右肩と左膝が溶けかかっていたはずだと納得。うそ。

●01.07.25(水)キモチワルイ。

 なんだかんだで朝5時に就寝。ところが11時頃起きると頭痛が。ローデンの修理が終わったとの連絡があったのですぐに取りに行きたいのだが、ちょっとこの状態ではキビシイのでもう一度寝る。15時頃起きるが、頭痛と吐き気がさらに増していて、のたうち回りながら(ちょっとオーバー)頭痛薬を飲んで再度寝る。腹も下っているので食事もお粥や豆腐などのみ。今日はほとんど何も出来なかった・・・むむむ。

 ・・・でも小康状態の時にちょっとだけギターの練習。

 「アコースティック・ギター・マガジンvol.9」が届く。デビッド・クォレイ「サンタ・クルーズ」懐かしいなぁ。たしか昔浜田さんがコピーしていて、私もよく弾いたものです。あとはリンテン氏の「タイム・アフター・タイム」。のちのちこの曲もアレンジしなくちゃいけない(かもしれない)のだが、こんなにカッコよく弾かれてしまうと、マネにならないように(というか、細部を参考にしすぎないように)するのが一苦労だなぁと痛感。もっとも、カッコいいものはカッコいいので、多少は似てしまうと思います・・・すみませんリンテンさん。

●01.07.26(木)回復。

 まだ薬のせいでボウッとしているものの、とりあえず危機は脱したようである。やれやれ。

 来月のギターマガジンの記事の校正をし、FAX。

●01.07.27(金)アニやん引き取りとがっこ。

 今日は週に一度のがっこの日。その前にお茶の水に行ってリペアに出していたローデンF32c(通称アニやん)をひきとって来る。

 毎週私が教えているシンガーソングライターコースの生徒は6人で、マンツーマンなので金曜日は6時間授業があるのだが、月に一回だけ一人増えるので、今日は7時間。さすがに最後はぽわーっとしてくる。

●01.07.28(土)「うしおととら」「からくりサーカス」

 最近ハマッている、どちらも藤田和日郎氏のコミック。以前「理想論」とか書いちゃったけど、その熱血さを自然に読ませてくれる筆力や、徐々に明らかになる大きな物語のうねりなど、今一番読んでておもしろいかも。どちらかというと荒々しい絵柄だったため今まで読まなかったのだが、ここに来てたいへん良いものに巡り会えた感触です。

●01.07.29(日)ギターマガジンとマイケル・ヘッジス。

 WORKSの「なぜかもの書き」にギターマガジンのページを追加。リットーミュージックさんとは深い(?)つきあいになっているが、思えばきっかけは故マイケル・ヘッジスなのである。ヘッジスの思い出は、まったく私の中だけの事柄から、ライヴを見に行った時の事、インタビューした時の事、いろいろ思い出すことが出来るが、彼が「亡くなった」という事に関しては、どうにもよく解らないでいる。・・・結局私は人の「死」というものをうまく理解できないでいるのだろう。過大でも過小でもなく、ちゃんと「死」をうけとめられるようになるのはいつのことだろうか。・・・ともあれ、おんがっかの場合「音」は残るよね。

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