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2001年2月


●01.02.03(土)グレン・バートニックとデーモン

 今日は週に一度の学校の日なので渋谷へ。行きがけにHMVによってみると、タワーには無かったグレン・バートニック(Glen Burtnick)のソロ作「Retrospectacle」があったので購入。ちょっとネイティヴな感触だが、聞き込むうちに好きになりそうな予感。

 また、ベスト盤だけ持っていたハードロック(HM?)バンド、デーモン(Demon)の「Breakout」もあったのでこちらも購入。ベスト盤とけっこうダブるものの、まあまあ期待通りで良かった。

●01.02.05(月)ばたばたばたばた。

 なんだんかんだと仕事その他でばたばたしている。仕事のほうはゲーム関連のコンペが1件、雑誌の特集記事執筆が1件、どちらも2月中旬まで。あとは「ほしまつりのよる」に引き続きスペースサイトさんと組んでのプラネタリウムプログラムのサウンドトラック制作が月末まで。ひさびさにシノハラステージングさんとの編曲〜声録りの仕事がそのあとにあり、そんで4月〜5月頃に引っ越し、という段取りなのである。引っ越し後も(ほぼ)決まっている仕事が3本ほどあるので、しばらくはやっぱりばたばたばたばたしていそう(笑)。

 ここんとこずっとアートワークの作業をしていた『ほしまつりのよる』と『Piano Sketches』の2作品が完成しましたので、通販を開始します。詳しくはCD LISTのコーナーをご参照下さい。

●01.02.08(木)つくばへ。

 プラネタリウムのサウンドトラック制作打ち合わせで、つくばのエキスポセンターまで行く。打ち合わせというよりは現地の再生システムなどの実地調査が主で、スペースサイト宮部氏と同行。東京駅から高速バスで1時間程度なのだが、渋滞で1時間半かかる。途中Power Bookでモノ書きの仕事をしようとしたらテキメン酔った。下を向いたのがいけなかったのか、それまでは何ともなかったのに。その後はクラクラを押さえつつ眠って過ごす(とほほ)。

 つくばといえば「悪女(わる)」のイメージしか無いのだが、そのとおり見事に整然とした町並み(道しか見てないので道並み?)。んで、駅に隣接していないにも関わらず西友までもがあったりするバスターミナル(東京人には不思議なのよ)から少し歩き、プラネタリウムに到着。プラネタリウムの音響は複数のスピーカーを使っている場合が多く、こちらつくばエキスポセンターは4ペアで、フロントに2ペアやや上下に振れてあり、「サイド」と呼ばれるものがほぼ真上に1ペア、あとはリアがかなり開いて後方にある、という感じ。それぞれに問題もあるものの、スピーカーの音質そのものの変更は出来ないので、ソースのほうで調節することに。

 また、こちらはCD4枚をタイムコードで同期させて流す方法を採っていて、今回はそれらのマスタリングまでを受けているので、どういう形で4枚を組み合わせて4ペアのスピーカーから鳴らすか、というのも問題になってくるのである。ま、なんとかなるでしょ(楽観)。

 音関係のチェックの後、宮部氏はスライド関連のチェックに入り、私は空いた時間を利用してギターマガジンの原稿書き。ようやくPower Bookを「外出先で」「仕事に」使うことになった。スライドチェックのため照明が落とされても、(当然ながら)書く作業は続けられるわけで、こいつぁ便利なのである。

 作業は夜まで続き、最終1本前の高速バスで東京へ。なかなかヘヴィな(移動がね)一日でした。ここんとこほっとんど外出していなかった事もあるけど。

●01.02.10(土)がっこ

 今日は週に一度の学校の日なので渋谷へ。・・・このフリもマンネリだなぁ。

●01.02.12(月)コンペ納品

 コンペ曲納品のため、西日暮里へ。ついでに知人のTさんと会う。Tさんは昔私が会社勤めをしていた頃の同僚で、グインサーガを回し読みする仲(笑)。以前のその会社の部長が年末に亡くなったとのこと。もともと以前から癌だったので予想外ではなかったのだが、やっぱりちょっとびっくりする。

●01.02.13(火)友人

 高校時代の友人の夢をたまに見る。彼はギターが好きで、高校時代は私よりよっぽど上手かった。イラストも好きで、私が作ったキャラクターを自分のデザインしたメカに載せて描いてくれたりもした。卒業後は疎遠になっていたが、十年くらい前、彼は結婚する時に、そのパーティで歌ってほしいと私に頼んでくれた。また、引き出物にも、私のオリジナル曲のカセットを使ってくれた。しかしその後はまた疎遠になってしまい、年賀状のやりとりをするくらいになっていた。

 突然彼の奥さんから電話を貰ったのは、まだ私が会社づとめをしていた頃の12月3日だった。彼が風邪をこじらせて亡くなったという。あまりに突然だったので、何も言えなかった。通夜には行ったものの、焼香しながら頭がぼうっとしてしまい、逃げるように帰りのバスに乗った。彼からの年賀状には、子供が二人いること、お互い忙しいがたまには遊びに来てほしいことなどが書いてあったように思う。いつか行こうと思いながらも、結局果たせなかった。

 夢の中では、学生の私と彼が会っていたり、全然違うシチュエーションの中に彼がいたり、なんら整合性はなかったのだが、ひとつだけ共通点があった。彼が一言も口をきかないのだ。彼との会話は成立しているのだが、いつも彼はにっこり笑っているだけだったような気がする。そして、設定が学生時代だろうが今だろうが、私は彼が亡くなっているということを夢の中でも知っていて、それを何とかしようとしたり、彼に尋ねようとしたりしているのである。

 でもこの日の夢は、違った。どこか大きい駅の改札で、スーツ姿の彼は公衆電話から仕事の電話をかけ、私のところに戻って来る。そして、はじめてしゃべったのだ。「もう泣かなくていいよ」

 既に私は彼の前で泣いていたらしい。死んだはずの彼が生きていた、と思ったからなのか、やっぱり夢だということを把握してそれでも泣いてしまっていたのか、もうはっきりとは憶えていない。そのすぐ後に目が覚めてからも、私はしばらく声を上げて泣いた。

●01.02.16(金)打ち合わせで原宿へ。

 「ソロ・ギターのしらべ」制作に関わったN氏から連絡をいただき、一度会いましょうということで原宿のスタジオへ伺う。何か面白いことができるといいですね、など話す。 

●01.02.17(土)がっこ。

 今日は週に一度の学校の日なので渋谷へ。ある生徒の曲をアレンジしていったものを渡す、など。

●01.02.19(月)プラネタリウムのお仕事

 つくばまで打ち合わせで行ったものの、他の仕事の都合でなかなか手が付けられなかったプラネタリウムの仕事だが、ようやくラフが半分くらいできたので、スペースサイト宮部氏に来ていただいてチェック。大筋OKなので、作業を進めることに。

●01.02.20(火)プラネタリウムとギターマガジン

 二日続けてスペースサイト宮部氏に来ていただき、プラネタリウムの仕事の打ち合わせ。なにやら疲弊した様子で、大変そうなのである。きのうコボれていた曲のチェックを行い、結局2/23の朝に先方(つくばなど)に届くようにラフを上げる、ということになる。ということは2/22の夜6時までに宅急便で発送しなくてはならず、必然的に時間刻みの作業となるのだった。どひー。ラフといえども楽曲はマスタリングまで一応終えなくてはならず、けっこうギリギリ。さらにギターマガジンの〆切も重なっているので、どうなることやら。

●01.02.22(木)体調不良

 なんとかプラネタリウムのラフも発送、ギターマガジンの原稿も上げたのだが、睡眠不足のおかげで体調不良。仕事にならないほど気分が悪かったので早々に休んだのだが、横になっていても眩暈(とごく軽い吐き気)がある。困ったものだ。 

●01.02.24(土)がっこ。

 今日は週に一度の学校の日なので渋谷へ。生徒の一人がPowerBookを買い、一人が今日買いに行くとのことで、さらにもう一人買う予定とのこと。なんだかみんなに買わせているなぁ。

●01.02.25(日)プラネタリウムつづく

 今回のプラネタリウムの仕事は、普段の仕事のように曲を作って納品〜。というところで終わらず、現地で流すためのCD4枚同時再生によるシステム用に、曲・ナレーション・SEの入ったCDを焼くところまでが私の作業なのだが、要は納品用のCDが(予備の1セットを入れて)2セット・8枚必要なわけで、うちのCDライターで焼くと4時間以上かかってしまうのである。寝てる間に焼けるかというとそうでもなく、30分くらいおきに生CDを取り替えなければならないので、けっこう面倒を見ていてやらなくてはいけないのだった。

●01.02.26(月)つくば再び

 どうにか完成したマスター4枚x2セットを持って、再びスペースサイト宮部氏とつくばへ。流してチェックしたところとりあえず大きな問題はなく、バランスを取り直して3/1(木)着の宅急便で納品することに。宮部氏はつくばにホテルをとっていたが、自宅での作業が終わらず「キャンセルしないと・・・」と言っていた。大変なのだ。セットアップ作業は続いていたが、私は自宅で修正のため、午後2時に帰路に付く。東京駅〜つくばセンターの高速バスなのであった。

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