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1999年09月


●99.09.05(日)

 土曜の夜にたまたま前を通った映画館(池袋ロサ会館)で、「マトリックス」先行レイトショーの張り紙を見る。ちなみにここは私の家から歩いて数分の近距離。土曜日深夜(日曜早朝)3時からの回があるのを確認、火曜頃までにあげなくてはいけない音楽ゲームのデータが2時半までに作り終われたら見に行こう、と心に誓い、仕事に精を出す。我ながら現金な話。でも目の前のニンジンって大事だと思うの。

 かくて仕事は終わり(ひゅーひゅー)、2時半ごろに家を出て、「マトリクス」を見る。かっこよかった。CGなどで(ほぼ)なんでも映像化できる現代にあって、一番大切なのはイマジネーションなのだ。1800円もぜんぜん高くない。この2時間数分のためにもう一度映画館に行ってもいい。でもでも別な意味で行きとうない私。さすがに人は少なかったが、やっぱり映画館は気が散るのだ。話に集中できん。大画面よりも自宅の気安さをとるぞ私なら。ということはやっぱビデオやね。

 パンフを買うと、通販案内の中にネオ(キアヌ・リーヴス)が着ていたコートが(笑)。一瞬買おうかと思ったが、推奨身長170〜180とのことなので断念。ちょっと足りないのだ。

●99.09.06(月)

 音楽ゲームのデータを納品するため、昼に西日暮里まで。そのあとチャイムさん(ゲーム制作会社)に寄る。そいでもって池袋のハンズで「YAKATA」サントラ梱包用エアパッキン(きらしてしまったのだ)を購入、ビックカメラでオーサリングソフト「FLASH」をウィンドショッピングして買わずに帰宅。「FLASH」は正規版4万円弱、アカデミーパック(学生向け)1万2千円、と2種類が並んでおり、それを見るとますます4万円って高いなぁと思ってしまう。難しい問題だ。第一今の時点で私が買っても、使う用途は趣味的な部分でしかない。自分の描いたキャラクターでアニメを作るとか。

 ところが夕方。・・・あ、この「ところが」はしばらく無視して下さい。長いから。
さて夕方、「〜東海道〜静岡民話劇場」の仕事を頂いたS氏からtelで、また次回もお願いしたいとのこと。はいはいやります喜んで。なんとあのコーナーは毎月新しい話を仕込んでいるそうで、〆切が早いらしい。前回の反省点を二人で話し、打開策を検討するも次の〆切は来週の月曜日(笑)なので、すぐに生かせるかどうか不明。
さて、さきほど張られた伏線を思い出していただきたい。「ところが夕方」の「ところが」は一体何を意味するのだろうか。・・・つまりですね。この民話劇場は先の「FLASH」を使って作られていて、もし(音楽を載せる上で)有効な手段を模索するとしたら、ソフトを買って自分で動かしてみるのが一番なのだ。というわけで、仕事に絡んだ購入動機がここでひとつ形作られたというわけなのである。おんがっかDaisuke M.は果たして「FLASH」を購入するのであろうか? 購入費用はどこから出るのか? 「ポリバケツ」の謎とは? 次号を刮目して待て。

●99.09.07(火)

 昨夜は風邪気味で、薬を飲んでサクッと眠ってしまった私。今日は朝8時過ぎに起きて仕事を始めるもネムネムで、一段落したところで再度眠る。で、昼に起床。薬も抜け、すっきりだ。

 あいかわらず、特撮モノ(ゲーム)のゲームショウ用試遊台のためのレコーディング。タイトルは「スーパーヒーロー○○」だったような。現在発売中(8月末発売)のファミ通DC(ドリームキャスト)に紹介記事が載っていますので探してみてね。チビキャラの仮面ライダーとかキカイダーとかがわちゃわちゃしている写真があると思います。

●99.09.08(水)

 今日も「スパヒロ〜」の音楽。久々にギターを弾くと左手の指先がイタイ。日頃の鍛錬が大事、ということですね。

 昼過ぎ、知人から電話で「大丈夫?」とのこと。「何が?」と聞くと、池袋で通り魔殺人があり一人が死亡したらしい。現場は私も月曜日に通ったばかりの東急ハンズ前。気をつけようがないこういう事件は、困ったものである。

 深夜ひきつづき「スパヒロ〜」作業。午後に録音したアコースティック・ギターが気に入らないので録りなおし。とほほ。

●99.09.09(木)

 どうにか「スパヒロ〜」作業を終了、別件の打ち合わせのついでに今日の夕方ALUさん(プログラム会社)にお届けすることに。

 ついでに別の用も済ませ、夜は友人である水野くんのライヴ。彼のホームページのプロフィールのせいか、知人に話すと「ああハニーのミズノくんね」と言われる。いいのか水野(笑)。

 ライヴはひさびさにめちゃよかった。前回のライヴについてけっこう私は酷評していたのだが(当然本人にも伝えてある)、今回はグー。キーボードを加えたおかげで曲自体の屋台骨がしっかりしたため、ギターや歌が上で遊んでも大丈夫なくらいしっかりしていた。よかったよかった。この調子で突っ走ってほしいものです。

 ついでに、一つ前に対バンで出たクリスタウンというバンドも良かった。男性ヴォーカルによる4人組のバンドだが、メロディが印象に残った。女の子(高校生くらい?)がステージ最前列に壁をつくる、アイドル的(というかヴィジュアル人気?)のバンドらしいが、ともかく曲が気に入ったのでデモカセット1本5百円を全5本買って帰った。

●99.09.11(土)

 「〜東海道〜静岡民話劇場」の〆切が月曜日のため、前回の反省を生かしての曲づくり。データを軽くするため、とにかく短くする。実際前回のものを自分が見てみた限りでは、延々と曲を聞くという酔狂な方以外は、ほとんどワンフレーズ程度でさっさと次の画面に行っているはずなので、それを尺度にして考えるに無用に長い曲はロード時間のムダという結論に達したのである。果たしてどうなったかは、次回(来月かな?)の「〜東海道〜静岡民話劇場」でどうぞ。

●99.09.15(水)

 劇団キャプテン・チンパンジーの坪田氏ほか、チャーリー畠山氏らと池袋で飲む。といってもあいかわらず私は酒を飲まないのでモクモクと食べるだけであるが。冷や奴はスキだが卵豆腐はキライだと言うと不思議がられる。2軒目はカラオケ。キライじゃないんだけど、歌える曲が少ない私は困ってしまう。忌野清志郎さんのモノマネも1曲通すと喉イタイし。そのあとは、途中から合流した安田氏(下記・「がんばれ!信夫さん」に出演)、坪田氏、私の3人でCASAへ行き2時まで語る。安田氏はバイクだし、坪田氏と私は歩いて帰れるのだ。

●99.09.16(木)

 ギターマガジンの連載の原稿を上げ、その後ハニー水野宅へ。インターネットの接続がうまくいかないので、そのお手伝い。そのあと先週の水野ライヴでキーボードを担当したJP氏(バークレー帰りの!日本人)と3人で飲む。といってもあいかわらず私は酒を飲まないのでモクモクと食べるだけであるが。

 現在プレステ用RPG「ワイルド・アームス2」プレイ中。もう(たぶん)ラスダンなので、一旦表に出てやり残した三角錐とか吸血鬼のマイマイクとかトカとゲーとかを探索しているトカ。ものすごい方法でやっと出会える、前作にも出現した「はいよるこんとん」にも逢えたし。最初に自力で見つけた人に脱帽。

 前作と比べて闘技場的なものが無くなったのがたいへん残念だが、他の要素はよく出来ていると思う。音楽も相変わらずグー。主題歌(オープニングアニメ)もなかなかかっこいい。ただBGMは、プレステにデータをコンバートする際のバリが気になる。曲がループして頭に戻った時に一瞬休符が入るのだ。これは気を付ければ避けられるレベルのミスだと思うので、大変残念。あと主人公のアクセス時のBGMは、イントロだけでなくメロディラインも16ビートを感じさせるものにしたほうがいいとか、いろいろ難点はあるものの、基本的にメロディが立っているので気に入ってます。

 あと、ひとつだけ。町(タウンメリア他)のBGMの出だし2小節(メロディにして8音)、ときメモのBGMにまったく同じフレーズがある。これ、作曲者は知らなければどうしようもないことなので、回りの誰かが気が付かなかったのだろうか。それとも、それでもOKを出したのだろうか。ま、いいけどね。ちょっと気になる。

●99.09.19(日)

 またしても生活サイクルが逆転サヨナラ満塁ホームラン。ここんとこ朝8〜9時就寝になっているこれではいかん。でも眠くならないのだからしょうがない。というわけで映画を見る。「ザ・グリード」と「トゥー・デイズ」。「ザ・グリード」はテロリストは出るわ、美人の女盗賊はでるわ、ぐちゃぐちゃなモンスターは出るわのてんこもり海洋ホラー(笑)。B級っぽかったが、思ったより面白かった。「トゥー・デイズ」はある殺人をめぐる群像ドラマ(?)。一見関連のないエピソードがだんだん繋がっていくとこも面白かったが、それも、根幹が人間の喜びや哀しみをキチンとふまえて作られているからにすぎない。やっぱり最後はストーリー。いい映画だった。

 もちろん仕事もしてます。夜8時からシノハラステージング公演「がんばれ!信夫さん」主題歌の歌録り。土曜日に一度録音したがなかなかピンと来ないので、再度歌い直しなのだ。もともと私はシャウトはニガテなのだが、今回は出来るだけ熱血に歌ってみました。「sample」ページにMP3ファイルをアップいたしましたので、試聴できる環境の方はぜひどうぞ。

●99.09.27(月)

 まんがっかの河内ぴおさんと、ぴおさんの知り合いの不動産やさんへ。実は来年引っ越しをする予定なので、音を出しても問題ない環境の部屋を気長に探すつもりだった。ところが。ピアノ可、10階だての9階、2DKという部屋が、今のとこの家賃とあまり変わらずに見つかってしまったのである。大きい決断だけは素早い私、そっこーで手付け金を払って契約。

 というわけで、10月9日より新居に入れるので、現住所のほうの契約が切れる11月末まで2ヶ所に住むことに。実は徒歩20分程度のようなので、ママチャリ買って小さい荷物は手で運ぼうかな。

●99.09.28(火)

 昨日、怒涛の新展開を見せた新居探し。その余韻か、ほとんど眠れない。あんまり眠れないので「トルネコの大冒険2」をずっとプレイ。土曜日から始めたのだが、ようやく「不思議のダンジョン」クリア。早いような気もするが、風の噂によると、筋金入りのシレンジャーである某綾辻氏などは一日でそこまで行ってしまったとか。うーむおそるべし。

 というわけで、はぐれメタルの剣と はぐれメタルの盾を鍛えつつ、さらにその先に挑む私であった。

●99.09.29(水)

 来週の月曜日(10/4)は、「雷波少年系ラストツアー」、ブルーム・オブ・ユースの武道館ライヴ。1000円で1曲だけ演奏、1万人入らなかったら彼らは解散、転職なのだ。先週日曜日の「雷波」の放送で、その運命の一曲が完成。演奏が流れていた。メロディがグーだった。彼ららしい、でもちょっとヒネリも効いた、そんな運命の一曲だった。どういう結末を迎えるのか、ともかく私は10/4見に行きます。武道館。

 というわけで、「おかえりブルーム企画」として、sampleページに、昔ブルームの松ヶ下くんに手伝ってもらった私の曲「つばさをひろげて」を再度アップしました。よかったら聞いてみて下さい。

 ずっとTVで見てたよ。武道館も行くよ。おかえりブルーム。

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