1999年4月
●99.04.01(木)
4月1日にこのHPをちゃんと表から訪問して下さった方だけはご存じ。捨て身のギャグだったなぁ。
●99.04.02(金)
昨日はおんがっかの岩田さんと逢う。ゲームをいろいろ借り、ゲームの話をした。それだけかいというつっこみがありそうですがそうなんだから仕方がない。MP3の話もしたし神戸ラーメンもバームクーヘンも食べたが、そんなことは些細なこと。様辻なのである。

試聴用ページはじわじわと完成に近づいていて、近日公開刮目して待て。なぜなら現在ホームページの容量を増量中。

主に富士山麓の樹海でみられ、湿った草むらや岩の下に棲息。もともとはダンゴムシの一種であるが、独特の外見と動きの素早さで蒐集家の延髄の的になっている。最初に発見されたのは江戸時代後期頃で、当時の生物図鑑にも絵入りで掲載されていた。ということでゾウリョウ虫というのはどうか。

はっ。気付くと私はいったい何を書いているのかしら乗っ取っておいてよくもまあでかい口が叩けるものだな出たわね私の第一人格第二人格は引っ込んでいたまえだいたい延髄じゃなくて垂涎だろうがあら私としたことが。
●99.04.03(土)
古い友人でキーボーディストの江草啓太氏からメールをいただく。ニフティにホームページを作ったそうな。ああ、ここでもニフティ。シンクロニシティ。

そもそも彼とは、XIANGというアマチュアのカセットブックサークル(?)で知り合った。私は当時高校生で(たぶん)、既に参加していた同級の女の子に誘われたのである。彼はその頃もう参加していた。その後、ある人のバックバンドでベースが足りないがキーボードでいいから手伝ってくれないか、と連絡を頂いたのが実際に会う始まりだったのである。それが水野ノブヨシの東京での初ライヴだったらしい。私は結局エレキベースで参加。実は水野とは以来のつきあいなのである。

当時学生だった江草くんも今ではすっかりスタジオミュージシャンで、いろんなミュージシャンのレコーディングやツアーに参加している売れっ子さん(ホームページ参照)。私も「Sol, Vento, e Mar」やYAKATAでちょっと手伝ってもらったりしているのであった。
●99.04.04(日)
今日からsampleコーナー(試聴ページ)開設。現在ディスク増量中のためまだ暫定的な物ですが、先日作ったFMいるまのジングルが展示中です。佐藤マスター、春香さん、ご助力ありがとうございました。

今日は就寝が(早朝)5時半ぐらいだったので、11時半に目覚ましをかけていたところ起きたのが17時。爆睡やんけ。いったいどうしたというのだろうこれでは仕事がすすまんわけだ。

また大学の頃の夢を見てしまった。といっても正確に当時のこと、というわけではなく、「授業に行かなくては」「試験受けなくては」「単位落としそう」といったバクゼンとしたシチュエーションのものが多く、ううむこれはトラウマなのだなぁと改めて思う。

高校まではかなりマジメで勉強も良くできた方だったのだが、大学に入って突然落ちこぼれてしまうのである。だって大学の数学なんてさっぱわやややや。そもそも学部選択の動機がいけなかった。

石原藤夫氏という作家のSFに、「宇宙船オロモルフ号の冒険」という作品がある。これはオロモルフ号の冒険を綴った連作SFなのだが、「ハード数学SF」と当時言われていたように、たとえば「数式を使って」敵を倒したりするのである。読んでいて「なんとなく」面白い、とは思うのだが、いかんせん理屈がわからんのでなんとも胃炎。それで大学の数学科に入れば、きっとこの本の面白さも解るだろうとおもって某横浜市立大学文理学部数学科に入ったものの、授業がぜんぜんぱっぱらぱーだった。とほほのほ。

ちなみに大学時代第二外国語はドイツ語を選択。勘のいいマニアな方ならもうお分かりかと思うが、これは超大作SF「宇宙英雄ローダンシリーズ」というドイツ人作家チームのSFを原著で読もうと思っての選択だった。だいたい週に2冊も出続けている作品なんて、日本語訳を待っているとおじいちゃんになってしまうのだ。先日亡くなられた翻訳をされていた方も自分の一生の内に全ては訳せないと覚悟されていたようだったが、現在ドイツではたぶん3000巻とか4000巻とか行ってるんじゃないかな。ちなみにドイツ語は結局一単位もとれんかったが。

というわけで今日見たのもやっぱり単位を落とす(というか取れてない)夢だった。うーむ。
●99.04.05(月)
昨日は12時間近く眠って起きたのが17時だったのだが、しばらく起きていると頭痛がしたので薬飲んで21時半に就寝。翌1時半に目が覚めた。

そしてそれからずっと起きているのである。昼間は珍しく用事で外出もした。おかげでムショウに眠い。これでやっと普通の生活に戻れる...のだろうか?

さて、来る4月18日(日)、東京文具共和会館にて行われる音系オンリーイベント(即売会)「M3」に参加します。全く初めての参加なのでどういうものか私もよくわかってませんが、ご用とお急ぎでない方はぜしぜしお立ち寄り下さい。詳細は下記インフォメーションにて。
●99.04.06(火)
早く起きすぎたので昼寝したら眠り倒してしまった。ああもったいない。
●99.04.07(水)
自分の睡眠時間のいい加減さにもたいがい慣れたと思っていたら、さらに輪をかけてむちゃくちゃになってる。昨日は昼寝してしまい夕方に起きたが、いまのところそれからずっと起きっぱなし。急に〆切の決まった仕事(のようなもの)をあわてて仕上げたらもう午前11時。昼から高校時代の友人の北林と、これまた高校時代の友人である小林京和氏の作品が出品されている展示会「日本の鋳金いものの形'99」に行く予定なので、もはや仮眠をする時間がない。明日は明日で朝から出かけねばならず、なんだか急に忙しいのである。

ではこんなものを書かずにさっさと寝ろと言われそうだが冷静に考えればまったくそのとおりであるだがこのモーローとした頭では冷静に物事が考えられるはずもなく、かくして日記は書き進められるのであった。いけいけゴーゴー。

ゲーム「サイレント・ヒル」終了。バッドエンドだった。とほほ。そっこーでセカンドプレイじゃ。なにそんなヒマがあったら寝なさい? はいそのとうりです。

「サイレント・ヒル」は前評判を全く聞かずに始めたのだが、かなり良かった。「バイオハザード2」の、「何で警察署の中にあんな仕掛けやこんな仕掛けがあるの?」という、「ゲーム性」と「世界設定の内側での整合性」の乖離という問題を、スマートに解決していた。それだけでなく、途中からだんだんあらわれるフィールドのヴィジュアルがたいへん好み。この映像や音の「不快さ」(もちろんほめてます)はタダモノではなく、特に音はかなりすごいものがある。さすがコナミ。去年のお気に入りソフト「バロック」にちょっと通じるものがある気がする。

昔SF作家のどなたかが、物語の作り方として「日常に非日常をもってくるか非日常で日常を描くかどちらかである。日常で日常を書いてもSFにはならないし、非日常の非日常を書いてもわけがわからなくなるだけだ」というようなことを言っていた(気がする)のだが、「バロック」は非日常で日常を描き(日常かどうかは異論があるかもしれんなぁ)、「サイレント・ヒル」は日常に非日常を上手く持ち込んだ、というのが私の印象である。

とはいえ哀しいかなバッドエンドだったので、真のストーリーはまだ片鱗しかその形を見せていないのである。精進してグッドエンドを見た先には、さらに驚愕のエンディングが…。とのことなので楽しみである。ありがとう、おんがっかの岩田さん(このソフトを貸してくれたひと)。
●99.04.08(木)
今日は拙作のCDジャケット用写真を撮影するため、旧友である矢野敏氏と和泉多摩川に行く。矢野氏は小学校〜中学校の同級で、現在はマウンテンバイクなどを被写体に活動するスポーツカメラマン。

これはヴォーカル・ミニアルバム「過ぎ去らぬ季節(仮)」のためのフォトセッション。写真を撮られるのはなんだか気恥ずかしいのだが、明確な構図を決めず、漠然としたイメージのみ最初に提示し、その場でアイデアを出しながらセッションを行ったので、なんだか面白い物になったのではと思う。次回フォトセッションは未だ未定(お互いのスケジュール次第)なのだが、あとは楽器を弾く手などの接写、渋谷の雑踏などを撮影の予定。

その際和泉多摩川の中古レコード店にふらっと寄ったのだが、ジャズ・フュージョン系の品揃えが異様に良く、いろいろ買い込んでしまった。

「リビング・インサイド・ユア・ラヴ」アール・クルー★
「ライフ・ストーリーズ」アール・クルー★
「アローン/バット・ネヴァー・アローン」ラリー・カールトン★
「NYメロウ」ボブ・ジェームス★
「ハンズ・ダウン」ボブ・ジェームス
「スルー・エニー・ウィンドウ」ニール・ラーセン
「フィール・ソー・グッド」チャック・マンジョーネ★
「OH!」ウィル・リー
「RIT2」リー・リトナー★
「カルテット」パット・メセニー
「シグネチャー」パトリース・ラッシェン★
「ウィスパー・ミー」ウィン・メルテン★

最後のウィン・メルテン(ミニマル・ミュージック)以外は全部ジャズ・フュージョンである。LPで持っていた物の買い直しや、聞いたことないアーティストの試し買いなどが中心。これで1万数百円なのだから、世の中どっか間違ってる。安かったからいいか。ちなみにざっと聞いただけだが、★マークはアタリでした。

昨日完徹のままうろうろと起きていたため、夕べはサクッと眠れた。おかげで今日は「夜寝て朝起きる」という快挙を成し遂げ得たのである。この日常がいつまで続くやら。
●99.04.09(金)
ひさびさにあわただしくない日だったのだがちゃんと夜寝て朝起きることができた。あたりまえのことだがなんだかちょっと嬉しかったりして。

昨晩「SA-LON IV」という、クラブ系(というくくり方はまちがっているかもしれないが)のミュージシャンを紹介する番組を深夜に放送していたので見る。「若者達のカリスマ」(そうだったのか)藤原ヒロシ氏がめあてだった。彼のアルバム「Nothing Much Better to Do」は絶品である。残念ながらヴォーカルもののソロアルバムはこの一作品しかリリースされていないのだが(セカンドアルバムはインスト〜ダブ作品)、他にも映画「ユーリ」のサウンドトラック主題歌「I Dance Alone」(ヴォーカルがなんとジャニス・イアン)とか、宮崎泉氏とのユニットLuvMasterXによる「LMX#1」の「むかえにきてね」(ヴォーカルはYOUさん)なんかも隠れた名曲。だがなんといっても、いとうせいこう氏とのユニットSubliminal Calmの「Subliminal Calm」収録の「かすかなしるし」(「Nothing〜」にも「The Faintest Sign」として英詞で収録)が一番好きで、一時期JR(たぶん東日本)のCMにもUAのヴォーカルで流れていたのでびっくりして調べたが残念ながらCDはリリースされていないようだった。この曲のスゥイートさ、メロウさは出そうと思って出せる物ではなく、いつかこんな曲を作ってみたいものである。

いとうせいこう氏といえば多彩な方なのでいろいろ思い出す。小説「ワールズ・エンド・ガーデン」「解体屋外伝」も大好きだが、やっぱりシティボーイズ公演がすぐ浮かぶ。ムヒは目にしみるよね。

邦画「ポストマン・ブルース」を見る。ラスト、「サブ」の名のクレジット以降は無い方がいいのでは。もっとも「その後が言いたかったことです」と言われるとそれまでなのだが。
●99.04.10(土)
夜、友人市川雅之氏の所属する劇団QUEST1999の「幕野内家の人々」公演を見に行く。「父は抜け忍、母は多重人格、兄はニューハーフ、妹はおたく系コスプレイヤー、祖父は国際的スナイパー、祖母はサイボーグ、そして僕は大学生」という幕野内家シリーズの新作で、いつもながらテンポもよく面白かった。

帰宅後、録画していた「雷波少年スペシャル」を見る。サムエルにつづく「崖っぷちバンド企画第二弾」がスタートしたのだが、そのバンドはなんと知り合いのBLOOM OF YOUTHだった。

彼らとであったのはまだブルームがデビュー前、やはり音楽の道をめざしていた別の知人を通じてだった。当時私は彼の曲のアレンジをいくつか手伝っており、ブルームの松ヶ下君も同じようにアレンジを手伝い、またライヴでギターを弾いたりしていた。しかも彼はピアノも弾けたしドラムも叩けた。若いのにメチャうまで、カッコよかった。その後私や水野のレコーディングを手伝ってもらったりもしたのだが、そうこうするうちBLOOM OF YOUTHとしてデビュー、アルバム2枚、シングル数枚をリリース。デビュー前に見たライヴは松ヶ下君のギターはカッコよかったものの別所君のヴォーカルがよく聞こえず(ライヴハウスのせいもあるが)ちょっとイマイチだったのだが、デビュー後はもう別所君もバッチリで、一番最近見たライヴ(98年の日記・音楽編参照)では二人とも元気でカッコよかった。

それがなんとシベリア鉄道ストリートライヴの旅、である。途中経過は毎週日曜日朝10時55分からの「雷波少年」で放送さていれるが、ゴール時までに1曲新曲を作り、その1曲だけで武道館にてコンサートを開き(\1000)、1万人入らないと解散、という企画。なんともはや。

というわけでせっかくですからブルーム応援企画(?)第一弾として「sample」(試聴コーナー)に、昔彼に手伝ってもらった曲をアップしましたので、よかったら聞いてみて下さい。

ずっとTVで見るよ。武道館も行くよ。がんばれブルーム。
●99.04.13(火)
昨日、今日と平沢進氏のライヴを見に、渋谷・ON AIR EASTに行く。同じシリーズのライヴに2回行くのは遥か昔パット・メセニーの来日公演以来。
初日(12日)は実はご招待で、キーボーディスト江草啓太氏からのお誘いで、雪村いづみバンドの松本かよさん(かつてP-MODELの「オーママ」という曲に参加)からいただいたチケットである。そして2日目(13日)はご近所さんの漫画家河内実加さんにとっていただいたチケットであった。

初日は開演15分前くらいに入場。既に8〜9割の入りで、客席最後部のPAブース右という、かなり後ろから見る。13日は河内さん、チェシャ猫さんと待ち合わせて開場1時間前をめざして(!)行ったので、チケットの整理番号順入場には余裕で間に合い、前から5〜6列目あたりの正面に位置をとる。

二日通じての感想。オールスタンディングは疲れるが、やっぱり生は近くで見ないと(笑)。どちらの日も、1曲目でぞくぞくっと来たのだが、初日は途中でふらふらっとトリップしてしまった(立ったまま眠かった)。Tainaco-2というドラマーがカッコよかった(CGでした)スネア突いてた。ただし舞台に近いとスクリーンが光っちゃってよく見えなかった。福間創氏あてぶりじゃないっていってたけどリードソロがやっぱりあてぶりだった(笑)目線が泳いでいた。中野テルヲ氏謎の機材でヒトハタあげてるそうで、パフォーマンスとしてかなり面白かったちゅいーんばりばりばり。平沢氏の声の調子は両日とも完璧ではなく二日目の終盤は特に辛そうだったが、単に波だったのかその後の曲のハイトーンがばっちりだったりして不思議。サイバーな黒装束が似合っていた。聞き覚えのないバス停から吹き矢を放つ曲は河内さんにうかがったところP-MODELの曲らしい。あとはなじみの曲でした。

二日間の差違。初日は客入れ最後に平沢氏のものらしきヴォイスの入った曲がかかっていて15分くらい押していたが二日目はそれがなく5分押しくらいで始まった。スタンドに固定した平沢氏のアコースティック・ギターは初日のみだったが、バックのシンセに埋もれて音があまり聞こえなかったせいか二日目には無くなっていた。曲はたぶん「Ghost Bridge(救済の技法)」(ちがうかも)。初日オンリーの曲はそれと「広場で(aurola)」。二日目オンリーの曲は「バンディリア旅行団(ヴァーチュアル・ラビット)」と「トビラ島(Aurola)」(たぶん)。まさか「トビラ島」を生で聞けるとは思わなかった(だって長いから)。一曲目は初日が「アークタイプエンジン(Sim City)」、二日目が「ナース・カフェ」。

二日目はライヴ後に他の方々と合流したのだが、おおその中に舞阪さんが(「YAKATA」で一緒にお仕事させていただきました)。今も「火魅子伝」でお忙しいとのこと。クールにパワフルなのであった。

河内さんの日記にもレビューが載っているので興味有る方はみてみか。なお私は二度寝したのではなく就寝時間がまた朝になってしまっただけです(爆)。

というわけで自宅でも月曜日からずっと平沢氏が流れてます。やっぱかっこいいなぁ。次は7月発売のCD-ROMでバーチャル師匠とチャットしよう、かな(笑)。
●99.04.15(木)
先日のヒラサワライヴの時漫画家の河内実加さんに「弟切草」攻略本を見せていただいた。河内さんも四コマを描いてらっしゃるのだが、ななななんといっちゃん最後にTHANX・D.MINAMIZAWAの字が。マンガの背景の怖いテクスチャを作るのをちょこっとお手伝いしただけなのだが、嬉しいなぁ。いくらでも使ってやって下さい。さあ、みんなも「弟切草」攻略本をチェキ。

今日は打ち合わせで高田馬場まで。また久しぶりにゲームの音楽をやることに。でも今回はアレンジ物が多いので残念というか気が楽というか。

日曜日の音系オンリーイベント「M3」では、鈴木梨乃(MOMO)ちゃんと水野くんも売り子さんで手伝ってくれる予定。ご近所の方はいらしてくださいね。
●99.04.17(土)〜18(日)
17日は風祭壮太(みき)さん夫妻のおうちに友人大挙して遊びに行く。とはいえ壮太さんとみきさんが夫婦というわけではない。フラミンゴの鼻孔を通して世界を眺めながら昼食の後、おうちでダンラン。飼い犬のゴンジーと仲良くなる。違う名前だったような気もするが、私の心の中ではもう彼はゴンジー。たとえ女の子でもゴンジー。ひょっとして名字はトロイメライ?

で結局大挙して泊めていただくことに。私は明日始発で一旦帰宅のため、ひとしきりダンランしたあと中座して2時間ちょっと眠らせてもらうニュー。

私が帰った後彼らに何が起こったのかは、ここ、ここ、そしてトドメにここを見てみると、よくわかる。生でみたかったなぁ。

18日は音系イベント「M3」に参加するため、始発で帰宅の後準備を揃えてすぐ浅草橋まで。売り子を水野くん、MOMOちゃん、赤坂さんに手伝ってもらう。さすがにコスプレイヤーはあまりいなかったが、ジャンルもテクノ〜アンビエント、打ち込みフュージョン、谷山浩子系、伊福部〜怪獣系、ゲーム音楽のカバー、ラジオドラマなど実に豊富。あいにくの雨にも関わらずお客さんの入りも想像以上によく、持参したCDもほぼ完売。よかったよかった眠かったけど。

私も他の方のCDを買ってきたのだが、特に興味深かったのが八尋健生氏の「豪快な宮内タカユキ」「四神相応」と、和田貴史氏・甲賀嵩氏の「お前のアルコール」「Digital Fruits」。前者は生楽器も含むオーケストラで、音楽もだがブースにいらしたご本人の人となりも大変丁寧でよさげでした。後者は打ち込みのフュージョン〜テクノ〜いろいろなサウンド。音がクリアなのと楽器のバランスが良く、大変聞きやすかった。ジャケットや背の犬もグーでした。
●99.04.19(月)
さすがに夕べは電池が切れるように11時前には眠ってしまい、今朝は8時前に起床。雑事をするうちにちょっと風邪っぽくなったので、昼食後薬を飲んでちょっと眠る。マンション経営の押し売り電話で起こされた。買わんっちゅうに。

オトモダチでまんがっか(そんな言葉は無い)、かつご近所の河内実加さんに描き下ろしの漫画を頂いたので、「Illust」コーナーを新設しました。河内さん、ありがとう。

ほんとは同時に自分が昔描いたイラストも掲載する予定だったのだが、探そうと思ったら遭難しかけたのでやめる。自室の一部が完全な無法地帯になっており、うかつに近づこうものなら大変なことになるのである。今は飼い犬のゴンジーと飼い猫のイリヤがいるので道に迷うことは無くなったが、一人で暮らしていた頃は炎の紋章ひとつ探すのに3時間以上はかかっていた。奥地には道を見失ってそのままのたれ死んだ人骨がうようよしているというし、弦を張られたアルマジロの霊がおろろんおろろんと泣いているとも聞く。おおこわい。

でもリング最終章とピングー最終章は似ていないと思うがどうか。だいたいピングー最終章ってなんだ。
●99.04.20(火)
漫画家・河内さんが眉毛を描きに来る。いや、みきさん(風祭さん)にあげるイラストのことなんですけどね。おみやげにアイスをいただくが、あいかわらずヒーヒー言いながら食べる私。熱い物にも冷たい物にも弱い私であった。
●99.04.21(水)
朝10時頃起きてネットサーフしていたら腹にノモンハンとした痛みが。普段から私は下しやすいのだが、それとはちょっと違う気がする。いつまでたってもおさまらないので意を決して医者に。待合い室で待ってる間にやっと痛みが薄らぐ。診察中に病名を尋ねると、「いえん」とのこと。なに言えんだとわしゃ高い国民健康保険と現金払って来とんじゃその客に向かってその口のききかたはいったいなんなんじぁと怒ると、その時先生少しも慌てず「胃炎です」

まるですっきりしないオチがついたところでとぼとぼと家路をたどる私。いつもと違う道を通って帰ってみると、なんとそこにはまたしてもファミリーマート包囲網が。お忘れの方のために解説しよう私が住む池袋西口北側には、ファミリーマートが4つもある。以前別のコンビニだったところも、じわじわとファミリーマートに替わっているのだ。そして今日立ち寄った所は、たしか以前はパンプキンだったところなのである。意を決して店員に「いつ開店したんですか?」と尋ねると、うっ突然眩暈が。外を見ると景色がめまぐるしく変わって居るではないか。その時店員少しも慌てず「うふふふ、今も回転してますよぉ〜」
●99.04.22(木)
ご心配おかけしました胃炎ですが、どうやら軽かったようで今はおさまってます。薬は飲み続けてますが。原因はなんだったんだろう。………あ。
●99.04.24(土)
ぼちぼちやっている「ファイアー・エンブレム」も終わらないまま(現在第四章)、買ってしまいました「オメガブースト」チェシャ猫さんありがとう。まあこれはシューティングなので「ファイアー・エンブレム」とはかぶってないからいいんですけどね。画面の美しさに感動。64の「スター・フォックス」を大人っぽくしたような感じでGOOD。
●99.04.26(月)
先日久しぶりに自室の未開拓地帯を掃除していたら、昔描いたイラストとかがたくさん出てきて懐かしい。ああ私は昔こんな事をしていたのだなぁ。

高校時代に友人達と描いていた同人誌も出てきたのだが、私は既に童話付きカセットの広告を載せていた。童話ですよ童話。「俺の魂の叫びを聞け」でも「南澤、愛と青春を歌う」でもなくて「ランくんはニンジンとピーマンがきらいです。」ですよ。やっぱりひねた青春時代だったのだなぁ。

というわけで今日は本業とはまぁぁぁぁぁったく関係ないコンテンツを作っていたためもう朝(火曜)に。おんがっかのくせにおんがっしないでいいのか。でも3ページできたからいいか。果たしてこれらのページは公開出来るのだろうか。「か」ばっかりだ。これを「か止め」と言うのか。か止めの腸閉塞。だからなんだ。がんばろう。
●99.04.27(火)
起きるとまたしてもツングースカとした痛みが下腹部に。またしても胃炎の
襲来か。臨時ニュース臨時ニュース。痛みのある間はとにかくなんもできないので、フトンで横になるがいっこうにおさまらない。といって痛くて眠れん。30分くらいしてようやく潮がひくように痛みが消えた。なんだっちゅうねん。

ともあれおさまったので出かける。郵便局と図書館に行き、ぐるっとまわって医者へ。入ると誰もおらんのでちょっとびびる。結局触診と尿検で解ったことは、「胃も悪いが腎臓も悪い」という喧嘩両成敗な衝撃の事実だった。尿がかなり酸性であり、さんせいのはんたいははんたいなのだ。いやつまりほんとはアルカリ性が良く、結局の所野菜をもっと喰えということらしい。水分もずいぶんとれ、とのことだった。食生活が問題だったんやね。ははは。いやはははではないのだ。気を付けねば。ワーネバ。

かくしてとぼとぼと家路をたどる私。そしてその途中にはまたしてもファミリーマート包囲網が。家からどこに行っても、途中にかならずファミリーマートがある。しかも増量中。このままで行くと、71年後には私の家以外の建物は全てファミリーマートになってしまう計算だ。おそろしやの鐘が鳴る。ごーん。
●99.04.29(木)
先日発掘した、私が昔描いたイラストなんぞをまとめて「Illust」ページにアップ。イラストに関しては一切加筆していない、昔のまんまである。いにしえのものをひっくりかえして何がおもしろいのかと聞かれるとよくわからんので困ってしまうが、当時の自分がinternetを使えたらきっとやっただろうなぁという事をやってみたまでのことなのだ。それにつけても昔はSF好きだったのだなぁ。今でも好きだけど。

「COMIC CUE vol.6 手塚治虫リミックス」なるマンガ(雑誌?)を発見。手塚作品に対するオマージュでできたアンソロジーなのだが、冒頭の田中圭一氏「神は天にいまし世はすべてこともないわきゃあない」に店頭で打ちのめされ、結局買う。途中所用で漫画家の国樹由香さんとお会いしたので、「これ喜国さん(国樹さんのご主人)描かれてますね」といったら「私も描いてるんですよ〜」おお見ると国樹さんも描かれていたそれは知らなかった失礼してしまったうひょ〜。

蛇足を承知でつけ加えておこう。国樹さんのピノコは絶品。

その時にいただいた喜国さんの「月光の囁き」文庫版第一巻、こういうストーリーとは知らなかったため未読だったので今読んでるのだが、ツボにきまくりでたいへんまずい(笑)。青春ものだし、フェチものだし(笑)。主人公に同化しやすい私は、このあと一体どうなってしまうのだろうか。このままでは映画も行ってしまいそうで怖いのである。

といってる間に読み終わってしもた。あ゛あ゛あ゛あ゛続きが気になる。単行本で探そうか。文庫化を待つか。それが問題だ。
●99.04.30(金)
最近自分を含めて回りのひとびとの体調が悪い。いったいなぜだろう。別にみんなで一緒に呪いのビデオを見たわけではないのに。………あ。