[WORKS]文章/ギターマガジン 


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1992.12

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1986年10月号

楽譜「エアリアル・バンダリーズ」マイケル・ヘッジス(解説含む)

 ギターマガジン、ひいてはリットー・ミュージックとの初仕事。この1〜2年前、大学生だった私は、マイケル・ヘッジスのアルバムをリリースしていたウィンダム・ヒルというレコードレーベルの日本でのファンクラブに入っていて、資料用に撮影されたヘッジス自身による楽曲解説ビデオを見ることが出来、学校をサボッてコピーに明け暮れたモノであった。その後ファンクラブの主宰でもあった、ウィンダム・ヒルの日本でのディレクター堅田氏の誘いにより、ポニー・キャニオンにて、当時ブームだったウィンダム・ヒルをはじめとするニューエイジ系のテレホンサービス担当のアルバイトをすることになる。

 アコースティック・ギター関連の情報コーナーである「サウンド・ホール」の楽譜第二回として掲載。全4p。譜面は編集の都合で後半がカットされたものの、ギターソロ曲としては異例の二段タブ譜で、けっこう誌面を使ってしまった。それまで読む立場だった音楽雑誌に「原稿を書く」というのは、なかなか不思議な体験だった。そしてまだ音楽を職業にしていない私は、後にもっといろいろ原稿を書くことになろうとは予想だにしていなかったのである。




1986年?月号

マイケル・ヘッジス ギター・クリニック・レポート

 またもヘッジス関連。三度目の来日時、メーザーハウスにおいてヘッジスのギタークリニックが行われたのだが、その模様のレポートである。会議室程度の部屋の正面にヘッジス、客席のように並べられた椅子に受講者数十人、という形で、この時私はサポート役としてヘッジスの横にいたのだが、結局何をするでもなく、一種異様な特等席からギタークリニックを見守ることとなった。

 「エアリアル・バウンダリーズ」と同じく、アコースティック・ギター関連の情報コーナーである「サウンド・ホール」に彼のインタビューとともに掲載。2p。掲載譜例が裏焼きされていたり、チューニングに誤植があったりと、実はいろいろ問題が多かった。




1992年12月号

楽譜「サンタが街にやってくる」(編曲・解説)

 前回のヘッジス関連記事からはずいぶん時間が空いているので、どういう経緯でこの原稿の依頼があったのか、今ではよく憶えていない。当時から私はギターソロ曲のコピー以外に、よくスタンダードや有名な曲をギターソロにして弾いており、この曲も記事のために編曲したのではなく、もともと自分のレパートリーとして持っていたもの。そういえば岡崎倫典氏のクリスマス・パーティでも弾いた記憶が。

 特集「必殺!ソロ・ギター芸人」の中の1コーナーとして楽譜と解説を担当。2p。




1998年3月号

マイケル・ヘッジス奏法分析
楽譜「かわいそうな子供達」(解説含む)

 前回の「サンタが街にやって来る」からさらに間があく。久々にギターマガジンから依頼された原稿が、敬愛するマイケル・ヘッジスの追悼記事だったというのも、言葉では言い表せないやりきれなさがあった。

 「A Guitar Wizard Has Gone.」と題された、ヘッジス追悼記事内の奏法分析を担当。「リックオーヴァーの夢」「ウーマン・オブ・ザ・ワールド」「エアリアル・バウンダリーズ」の一部、チューニングリストを作成、解説。2p。ディスコグラフィ作成にも協力。また、楽譜コーナー「GM selections」に「かわいそうな子供達 (Ragamuffin)」の楽譜(解説含む)も掲載。2p。




1998年6月号

初心者の悩み何でも相談室・カポタストについて

 98年3月のヘッジス追悼特集で繋がりができたのか、ギターマガジン編集部から原稿依頼が。

 初心者向け質問コーナーで、カポタストの解説。1p。




1999年3月号

特集・作曲に役立つ!コード進行の定石

 初めてギターマガジンの特集記事をまるまる執筆。「なんとなく」としか把握していなかったコード理論を纏めるのは大変だったが、自分にとっても大変役に立った作業だった。現在講師をしているシンガーソングライターコースでも、この特集を基本にしている。

 ●はじめに/ダイアトニック・コードとトニック、ドミナント、サブドミナント ●1.ドミナント・モーション ●2.教会終止、半終止 ●3.偽終止 ●4.ツーファイブ ●5.サブドミナント ●6.ブルース ●7.クリシェ ●8.オン・コード ●9.サス・フォー ●10.ディミニッシュ ●コラムほか。12p。




1999年4月号より1年間連載

GM寺子屋・ソロ編、バッキング編

 そうこうするうちに、なんと一年間の連載記事が始まる。しかも初心者を対象にしているとはいえ、エレキを含めたギター全般のソロ、バッキングの奏法基礎で、なんちゃってギタリストの私はけっこう苦労した。アコギの奏法ならまだしも、エレキよりの事柄になってくるともう勉強しながら執筆する大車輪状態。多くの先輩ギタリスト達の奏法解説本などを参考に、なんとか一年間乗り切る。どひー。

 2pで12回連載。ソロ編・・・●ピッキングの基礎(99.4)●ドレミを弾こう(99.5)●チョーキングに挑戦(99.6)●続・チョーキングに挑戦(99.7)●すらっとスラー(99.8)●夏合宿(99.9)●右手、左手のミュート(99.10)●特殊奏法(99.12)●運指練習(00.01)●ソロ総ざらい(00.03)
 バッキング編・・・●ロー・コードを弾こう(99.4)●セーハを制覇!(99.5)●その他のセーハ(99.6)●アルペジオ(99.8)●夏合宿(99.9)●右手、左手のミュート(99.10)●カッティングの基礎(99.11)●リフを弾こう(99.12)●難コードに挑戦(00.01)●バッキング総ざらい(00.02)




1999年12月号

特集・ギター一本で弾くポップス名曲集 リクエスト篇

 ギターマガジンで行ったアンケート「ギター一本で弾いてみたい曲は?」の結果を受けての特集。全5曲中2曲の編曲を担当(残りの3曲の編曲はTABの出浦氏)。おもえばこの特集や2000年7月号が好評だったおかげで、後に私は「ソロ・ギターのしらべ」を制作することになるのである。

 「エナジー・フロウ(坂本龍一)」「クリスマス・イヴ(山下達郎)」編曲、解説(2曲とも多少手直しして「ソロ・ギターのしらべ」に収録)。各2p、計4p。




2000年7月号

特集・アコギ一本で弾くバラード名曲集

 99年12月の「ギター一本で弾くポップス名曲集 リクエスト篇」が好評だったためか、再度ソロギターアレンジの特集。今回は全5曲とも私の編曲である。

 「TSUNAMI(サザン・オールスターズ)」「カブトムシ(Aiko)」「遙かなる影(カーペンターズ)」「オネスティ(ビリー・ジョエル)」「チェンジ・ザ・ワールド(エリック・クラプトン)」編曲、解説(「TSUNAMI」「遙かなる影」「チェンジ・ザ・ワールド」は多少手直しして「ソロ・ギターのしらべ」に収録)。各2p、計10p(+扉1p)。




2000年8月号

特集・コードワークに役立つ!ボイシング入門

 99年3月号に続き、ちょっとした理論の特集である。自分としては「ギターも弾くけど鍵盤で作曲もする(逆でもいいけど)」というところがウリだと考えているので、こういったリクツ特集のほうが性に合っている・・・・と思っている。とはいえこの特集のテーマの「ボイシング」はギターの場合けっこうヤッカイ。というのもギターの場合、ボイシングの優劣よりも左手の物理的な制約によってボイシングを決定してしまう傾向があるからである。またテンション重視の解説になってしまいがちでもあり、キチンと解説できたかどうかは疑問も残るところだが、とりあえず好評だったようでやれやれである。

 ●理論編 コードについての基礎知識/ボイシングとは/ボイシングを作ろう!/好ましくないボイシング/ボイシングの種類/より良いボイシングを作るには ●実践編1 短いコードパターンをさまざまなボイシングで色づけ ●実践編2 キーを変える!例題曲「イエスタデイ」 ●実践編3 ソロ・ギターにチャレンジ!課題曲「虹の彼方に」 ●コラム 開放弦を活用しよう/2音だけのコード/ナッシュビル・チューニング/「ブラックバード」ビートルズ/オープンチューニングの達人 10p。




2001年2月号

特集・ソロ・ギターで弾くバラード名曲集

 三度目のソロ・ギター特集。ソロ・ギター・アレンジに関するミニ講座付き。

 「らいおんハート(SMAP)」「いとしのエリー(サザン・オールスターズ)」「ならず者(イーグルス)」「この素晴らしき世界(ルイ・アームストロング)」各2pで8p、アレンジの基礎がわかるミニ講座2p、扉1p、計11p。




2001年4月号

特集・テンションコードの登竜門 9thコードを極める

 理論系の特集。テンションのナインス(#、b含む)を解説したもの。

 ●イントロダクション ●9thコードとは ●有名曲に学ぶ9thコード ●「はじめてのチュウ」を9thで弾く! 計8p。



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