[WORKS]参加CD/日向敏文関連 


●「愛という名のもとに」   

●「ひとつ屋根の下」

●「ええにょぼ」

●「いつかまた逢える」

●「ひとつ屋根の下2」

● 渡辺未央

● 鈴木ほのか



 日向敏文氏と私の出逢いは、私がキャニオン・レコードでアルバイトをしていた時代。弟さんである日向大介氏のグループ、インテリアズが所属していたウィンダム・ヒルというレコードレーベルのディレクターをアシストしており、それで日向氏のスタジオにも何度かおじゃましていた。その頃自分がギターを弾いているという話をしたようにも思う。

 最初のお仕事は深夜のイメージビデオ的なTVスペシャルで、岡田真澄氏が歌う「スタンド・バイ・ミー」の伴奏だった。パーカッションの方と私の二人だけの伴奏で、ものすごくがちがちになってしまった。あとでパーカッションの方に「僕のリズム、大丈夫でした?」と尋ねたのを今でも憶えている。
 
 それから1年くらいしてまた日向氏から連絡を頂き、参加したのが「愛という名のもとに」である。トレンディドラマ全盛時の当時は視聴率も良く、サウンドトラックもそこそこ売れたようで、中古盤店でもよく見かける。参加曲のうちM06とM08はギターソロで、確かどちらもチューニングはDGDGBE(もしかしたらCGDGBE)のドロップチューニング。レコーディングの手順としては最初にピアノだけで録音された日向氏のラフスケッチのテープを頂き、私がギター・ソロにアレンジしている。M03はギターを先に録音し、伴奏はあとで海外レコーディングされた。またこのときは発売時に銀座の山野楽器でミニコンサートがあり、日向氏のソロピアノのステージにちょっとだけギターで参加。



■「愛という名のもとに」日向敏文
  ALFA ALCA-250(1992)

  M03 TAKE ME BACK(ac-g)
  M06 IN THE MORNING(ac-g solo)
  M08 GOOD NIGHT(ac-g solo)


 

 次に参加したのはまたドラマのサウンドトラックで「ひとつ屋根の下」。最初の打ち合わせで「ウクレレを使いたい」という話があったのだが、チャランゴというボディがアルマジロになっている楽器を持っていって聞かせたら、それで行こうということに。チャランゴは独特な音がするが音程がちょっとあいまいなので、たいてい同じフレーズをギターを弾いて重ね、補強している。ドラマ中でもよく使われた。M04とM14(後半)では、エレキギターにコーラスをかけアルペジオを弾いている。M03やM05ではバンジョーも弾いたような気もするが、はっきり憶えていない。また、レコーディングしてもミックスの時点で使われなくなる場合もあるので、よけいはっきりしないのだ。

 「雨のあとに/ソング・フォー・ユー」は、「ひとつ屋根の下」の初めのほうに出演していた鈴木ほのかさん(「あんちゃん」の元彼女役)のシングルで、ドラマのBGMに歌詞をつけたもの。



■「ひとつ屋根の下」日向敏文
  ALFA ALCA-5037(1995)

  M02 CANDY(ac-g/cha)
  M03 RUN AWAY(ac-g/cha)
  M04 LIKE A RAINSTORM(eg)
  M05 TROUBLE AGAIN(ac-g/cha)
  M12 SWEET AND LOVABLE(ac-g/cha)
  M13 ALL MY TROUBLE(ac-g)
  M14 CANDY - REPRISE(ac-g/cha/eg)



■「雨のあとに/ソング・フォー・ユー」
  鈴木ほのか ALFA ALDA-77(1993)

  M02 ソング・フォー・ユー(eg)


 

 「ええにょぼ」はNHK朝の連続TV小説。メインテーマは中山美穂さんが歌っていたが、レコード会社の契約の関係上伴奏も含めサウンドトラックでは使用できなかったため、こちらに収録されているメインテーマM02のギターは、私が中山美穂さんヴァージョンのギターを完全コピーして弾いている。実際の劇伴としてはもう何曲か録音したが、サウンドトラックに収録されているのはこの曲だけである。



■「ええにょぼ」日向敏文
  ALFA ALCA-500(1993)

  M02 悠希のテーマ(ac-g)


 

 「いつかまた逢える」は再びフジテレビのトレンディ系ドラマ。他のサウンドトラックに比べ長めの曲が多い。またドラマのディレクターからの「イーグルスのような夏のカリフォルニアを思わせるサウンドを」という要望もあり、そのへんが洒落っ気としてM06のタイトルに出たりしている。M07のバンジョーも、弾いたような気もするが、CDを聞くと打ち込みのようにも聞こえる。要するにもう忘れているのである。



■「いつかまた逢える」日向敏文
  ALFA ALCA-5037(1993)

  M04 IT'S NOT TRUE(ac-g)
  M06 LIKE AN EAGLE(ac-g)
  M07 SEND ME YOUR LOVE(ac-g/banjo)
  M08 I'LL BE HERE(ac-g/eg)


 

 この時機日向氏がプロデュースしていた女の子、渡辺未央のデビューミニアルバムがこの「MIO」。私が参加しているのはM01だけだが、他の曲はナチュラルななごみ系でとても心地よいため、だいたいM01を飛ばして聞いてしまう(笑)。

 また、その年の暮れに発売された彼女のセカンドシングル「KISS! KISS! KISS!」でもエレキギターを弾いている。



■「MIO」渡辺未央
  ALFA ALCA-5036(1995)

  M01 二人だけの秘密(eg)



■「KISS! KISS! KISS!」
  渡辺未央 ALFA ALDA-2018(1995)

  KISS! KISS! KISS!(eg)


 

 「ひとつ屋根の下2」は、ちょっと趣が異なりヴォーカル中心のサウンドトラックになっていて、挿入歌の「ひだまりの詩」もヒット。ここでも私はM04でチャランゴを弾いている。ギターを重ねたかどうかは…忘れました(笑)。



■「ひとつ屋根の下2」日向敏文
  キャニオンPCCR-00255(1997)

  M04 BANDY CANDY(cha)


 日向氏とは他にもNHKの単発ドラマ「チロルの挽歌」や、SUIVIのCMなどでギターを弾かせていただいている。




目次 WORKS 参加演奏 > 日向敏文氏関連