南澤大介の演奏によるクリスマス・ソングを、MP3 や RealAudio フォーマットでお聴きいただけます。ご利用の際は個人的に楽しむ範囲にとどめて下さいね(それ以外の使用に関しては、メールフォームにてお問い合わせ下さい)。

曲目・・・邦題は、一般に用いられているものを元に、私の好みで表記しています。このあたりはいつかsongsページ(作成中…)でフォローする予定。

作者名・・・英語表記のみ(日本人の作品は日本語表記の場合も有り)。

演奏者名、録音年、楽器編成・・・録音年と楽器編成は、解っているものもしくはカンタンに表記できるもののみ記しています。なお収録アルバムがCD等で入手可能なものは、そのタイトルを記しています。

ram・・・RealAudio形式(ISDN、ステレオ)により収録してあります(ISDN接続でなくても聞くことができます)。ストリーム再生用。音質はあまり良くありませんが、ファイルサイズが小さいので試し聴きにも向いています。ストリームがうまくいかない場合は、次の「ra」の方をダウンロードしてお楽しみ下さい。

ra・・・RealAudio形式(ISDN、ステレオ)により収録してあります(ISDN接続でなくても聞くことができます)。ダウンロード用。音質はあまり良くありませんが、ファイルサイズが小さいので試し聴きにも向いています。

MP3・・・MP3形式(44kHz、128kbps、ステレオ)により収録してあります。RealAudioより音質は良いですが、ファイルサイズが大きいものもありますので、ダウンロードの際はご注意下さい。


 
P.D.(パブリック・ドメイン)

 ジングル・ベル (Jingle Bells)
  JS Pieapont
 2002/ギター・ソロ (guitar solo)
 「ソロ・ギターのしらべ ジャズ篇」より
MP3
941kb

 きよしこの夜 (Silent Night)
  Franz Gruber/Josef Mohr
 2000/ピアノ・ソロ (piano solo)
 
ram
stream
ra
403kb
 
 2000/ギター・ソロ (guitar solo)
 「ソロ・ギターのしらべ」より
ram
stream
ra
447kb
 

 もろびとこぞりて (Joy to the World)
  G.F.Handel
 2000/ピアノ・ソロ (piano solo)
 
ram
stream
ra
228kb
MP3
727kb

 主よ、人の望みの喜びよ (Jesu, Joy of Man's Desiring)
  Johann Sebastian Bach
 1991/ギター・ソロ (guitar solo)
 
ram
stream
ra
1213kb
 

 グノーのアヴェ・マリア (Ave Maria)
  Johann Sebastian Bach adapted by Charles Gounod
 1994/ピアノ+ヴォーカル
 (piano + vocal)
ram
stream
ra
624kb
 

 キャロル・オブ・ザ・ベルズ (Carol of the Bells)
  Peter Wilhousky/M.Leontovich
 1994/アカペラ (a cappella)
 
ram
stream
ra
322kb
MP3
1028kb


 
その他

 ポインセチア
  作詞・Junzo M./作曲・Daisuke M.
 ピアノ+ヴォーカル (piano + vocal)
 →収録CD紹介 (B.S.V.studio)
ram
stream
ra
2360kb
    


 
「著作権」について。(「パブリック・ドメイン」って何?)

 これから説明するのは、上記のデータをお楽しみいただくにあたっての注意事項、というわけではありません。だから、特にむりやり読んでいただく必要もありません。よーするに「著作権とは何か」ということを、かいつまんで解説してあります。私自身作曲家として仕事をしている上で、無断で自分の曲が使われたり、自分のメロディが改変されたりするのを見るのは、やっぱりちょっと哀しいものがあったので・・・根っこにある基本的な権利を少しでも知ってもらえれば、ということなわけです。

●音楽は勝手に使っちゃいけませぬ。
 インターネットの普及と共に、ネット上でも様々な音楽データが見られるようになりました。レコード会社のオフィシャルサイトで販売されているものや、アマチュアの無料サイト、自作のMIDIデータ、また(アンダーグラウンドでの)CDからの違法コピーなどなど。じゃあ、CDからコピーして配信したら違法なんでしょうか? 好きなミュージシャンの曲をMIDIで打ち込んでデータを流したら違法なんでしょうか?
 音楽には、絵や小説なんかと同様に、「著作権」というものが存在します。これは、誰かに届け出たから、とかではなく、音楽がこの世に生まれ落ちたとき(作詞、作曲されたとき)に自動的に、かつ必ず生まれるもので、おおざっぱに言うと「この作品は私(=作者)が作ったものだから、使うときは言ってね」という権利です。つまり、インターネットでの送信に限らず、コンサートで演奏したり、CD作って売ったりといった、「(個人として楽しむ以外で)音楽を使用すること」に関しては、必ず作者に許可を取らなくてはいけない、ということです。
 というわけで、仮に自分で打ち込んだデータでも(つまり自分が演奏したカバー曲でも)、それを作者に無断で使用、つまりネット配信してはいけないのです。ましてCDからコピーして、となると、作者以外にもいろんな人(たとえばレコーディングするお金を出した人とか、CDを作った人)の権利も侵すことになってしまいます。これ、どちらも違法ね。
 よく自作の有名曲MIDIデータ(B'zとかね)をおいてあるサイトで、「私に無断で使わないで下さい」と書いてあるのを見ると、「おまえもじゃっ」とツッコミを入れたくなります(笑)。・・・閑話休題。

●ちょっと余談〜JASRACについて。
 けれども、作者本人が自分で、日本全国で自分の曲がどんだけ使われてるか、というのを完全に把握することはとってもむつかしく、また「使わして〜」と言ってくるひとつひとつに許可を出し使用料を取る・・・というのもかなりやっかいなのです。そこで登場するのが(日本の場合)JASRAC、日本著作権協会。作者はJASRACに曲(の権利)を預け、JASRACは登録された作者の曲がどこかで使われると、決められた使用料を使った人からとって、手間賃を引いたあと作者に「どこそこで使われましたぜダンナ」って感じで使用料を分配してくれるのです。(JASRACについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください)。
 ところが現在のJASRACには、インターネット上の音楽配信に際しての楽曲使用料をいくらにする、という決まりがまだありません。使いたい人は届け出ておいて、あとで金額が決まったら使い始めに遡って計算し(笑)使用料を払う、ということになっています。こういう、ある意味で不完全な状況だと、たとえば普通の人が「ちゃんとJASRACに届けて曲を流そう」と思っても、ちょっと敷居が高い気がします。「どーせわかんないだろうから使っちゃえ」となってしまうのも、解らなくはないのですが・・・。もっとも、私が感じているのは「使用料」が問題なのではなく、使う側一人一人が「使うということの意味」をもっと考えるべきではないか、ということなのです。

●JASRACに届けずに使用できる音楽。
 さて、とりあえず以上をふまえた上で。
 現在日本では、著作者が亡くなって50年経つと、その人の作った著作物(音楽も含む)の著作権は消滅します(著作権法第51条)。もちろん「誰が作った」ということが消えてしまうのではなく、作者(やJASRAC)に使用料を支払う必要がなくなり、一般の人が使いやすくなる、ということです。たとえばクラシックの曲などがそうで、これをパブリック・ドメイン(P.D.)と呼びます。というわけで、上記の曲ファイル「きよしこの夜」「アヴェ・マリア」「主よ人の望みの喜びよ」「キャロル・オブ・ザ・ベルズ」は、全てP.D.です。
 また、JASRACに権利を預けていない音楽家もいます(ゲーム音楽家、アマチュアミュージシャンに多い)。この場合、その人の曲を何かに使いたい場合は、「こうこう使いたいんですが・・・」ということを直接本人に連絡して、許可をもらうことになります(この場合も当然勝手に使ってはいけません)。使用料がかかるかどうかは作者の気分次第で、「3おくえん」と言われるか「今度飯おごって」といわれるか「どうぞ無料でお使い下さい」となるか・・・は神のみぞ知る(笑)。上記データでは その他の「ポインセチア」がそうです。将来的にはそういう方の楽曲もこちらで紹介していけたら、と考えています。
 ということで、今のところ当HPで紹介できるのはP.D.かJASRAC非登録曲のみです。比較的最近の有名な曲、たとえば「ホワイト・クリスマス」とか山下達郎氏の「クリスマス・イヴ」などのように、(たとえカヴァーしたとしても)使用料がかかる楽曲は、こちらでは配信する予定はありません(リクエストいただくのはかまわないのですが、配信は残念ながらムリです〜)。どうかご了承下さいませ。

(2002 追記:上記は記述が古く、現在ではJASRACでもネット配信に関する料金規定などが整備されております。詳しくはJASRAC HPをご参照下さい)

※ 著作権に関する以上の記述は、安藤和宏氏「よくわかる著作権ビジネス1、2」「よくわかるマルチメディア著作権ビジネス」(全てリットーミュージック刊)を参考にしていますが、もし事実誤認があった場合、それは同書および安藤氏ではなく、全て書き手である当HP管理人・南澤大介の責任です。