sg6 言い出せなくて

「ソロ・ギターのしらべ 法悦篇」M11(旧版M14)
作:グレン・フライ、ドン・ヘンリー、ティモシー・シュミット


 イーグルスは、私の大好きのグループのひとつ。そもそも母親の影響で聞くようになったのだが、バラード系、特に『ホテル・カリフォルニア』の「お前を夢みて(Pretty Maids All in a Row)」の寂寥感はたまらない。

 この「言い出せなくて」は、彼らのラスト・アルバム(後に再結成はするのだが)として『ホテル・カリフォルニア』の次にリリースされた『ロング・ラン』収録曲。もっとも、私が最初に聞いたのはFMの番組でだったので(“エアチェック”なんて言葉はもう死語?)、どの曲がどのアルバムに…とか、いつ頃の曲…とかまったく解らずに聞いていたのだが(「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」は後期の曲だと思ってたし)。ハイ・トーンが魅力で、一人多重コーラスによる「ソー・マッチ・イン・ラヴ」のカヴァーでも有名な、ティモシー・シュミットがメインをはっている。

 以前から自分のライヴやクリニックなどでちょこちょこ弾いていたのだが、その時はEmキーでアレンジしていた(記憶を頼りに弾いていただけだったし)。今回ソロギ6制作に際し他のキーを試したところ、Amの方が簡単な気がしたので、Amキーでアレンジしなおしている。(04.09.28)

 
●参考音源


cover "ロング・ラン"  イーグルス

「言い出せなくて」収録

閉塞感に満ちていた『ホテル・カリフォルニア』の次にリリースされた、イーグルス最後のアルバム。普通に聞くと普通のロック・アルバムだが、そこかしこに諦念にも似た陰を感じる。

amazon (試聴可)

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