sg1 トップ・オブ・ザ・ワールド(p31)

「ソロ・ギターのしらべ」M11
作:リチャード・カーペンター&ジョン・ベティス


●正誤表

・1段目6小節目([A1] 4小節目)1拍目

 メロディの2弦開放・B音、前の音とタイでつなぐ


 (そのため、小節のアタマではピッキングしません。TAB譜、五線譜ともにミスです。第14刷以降修正済)

・5段目2小節目([B1] 最後の小節)1拍目裏と2拍目裏

 5弦0f (×) → 4弦0f (○)


 (TAB譜のみのミスで、五線譜はあっています。第8版以降修正済)



●読者からの質問


Q4・[B2]ハンマリングオン直前のミュート

 [B2] 1、2小節目それぞれハンマリングオン直前の消音で、お手本CDでは「パシッ」ととてもするどくミュートされているのですが、あれはどのようにされているのですか。(無線の塔さん/02.03.28)

・右手の手全体(手のひら)で、1〜6全ての弦をぱちっと押さえて消音しています。その際、次に右手が弾く弦の位置を多少気にしておくと、次のピッキングに早く移れます(なかなかうまくいきませんが)。ちなみに自分では、2小節目のハンマリングの部分(3拍目直前〜3拍目)だけを、楽譜の1・3弦から、2・4弦(5fセーハ)で弾く形に変えました。このほうが次のピッキングに行きやすい気がします。(南澤)


Q3・[intro]イントロを弾く際の右手の指使い

 イントロを弾く際の右手の指使いについてなのですが、僕は4、6弦は全て親指で、2弦の開放は薬指、2弦1fは中指、3弦2fは人差し指で弾いているのですが、いまいちスムーズに弾けません。南澤さんはどういった指使いをされているのか教えて頂けないでしょうか。(ぐらさん/01.12.01)

・シゲと申します。ちょうど僕もトップ・オブ・ザ・ワールドを練習しているところなので、自分の指使いを書いておきます。参考にしていただければ嬉しいのですが。僕の場合、2弦が中指、3、4弦が人差し指、6弦が親指です。バッキングに人差し指が入りますが、僕は親指と人差し指を交互に使うのがやりやすいのでこうしてます。また、人差し指は3弦→4弦と動くので一気に弾けてスムーズにいきます。右手の動きはかなり押さえられると思うのですが。(シゲさん/01.12.02)

・私の場合、4、6弦はぐらさんと同じく親指ですが、2弦の開放と1fはどちらも中指、3弦2fは人差し指で弾いています。中指がちょっと忙しくなりますが、右手はあまり弦移動しない方が楽かと思います。(南澤)


Q2・[A1]バッキングと同時にハンマリング

 [A1] の6小節目、7小節目などに出てくる、バッキングと同時にハンマリングする部分がありますよね(6小節目3拍目、6弦2f+3弦のハンマリング)。どうもこれやりにくいんです。バッキングとハンマリングのタイミングがずれたり、ハンマリングがバッキングに埋もれたりするので。そのため今までこういうのが出てくると、バッキングとハンマリングをずらして弾いていたんですが。この場合ですと、バッキングの6弦2fを直前の2、3弦開放と同時に弾いて、そのあとハンマリングをゆっくり料理するという…。(シゲさん/01.11.27)

・6小節目などのようにハンマリングがメロディでなければ、埋もれても大丈夫です。メロディの場合はある程度クッキリさせたいですが。6小節目だと、6弦の押弦もハンマリングで(3弦のハンマリングと同時に)行う、という手もあります。開放→2フレットハンマリング。あとは、その部分だけ取り出してゆっくり何度も練習する、とかでしょうか。おっしゃるようにずらしてOKな場合もあるのですが、音を変えないと音楽的に変になってしまうケースもあるかと思います。(南澤)


Q1・最後の3、4弦を使った早弾きフレ−ズ

 最後の所の3、4弦を使った早弾きのフレ−ズの感じがつかめません。あそこは、右手は一回はじくだけで、あとは左手で音を出すんですか?(みびさん/01.07.30)

・基本的には、前の音からハンマリングまたはプリングでつながっている音は右手は弾きません。つまり、2拍目のウラのウラからはじまるフレーズのうち、右手が弾いているのは2拍目のウラのウラの3弦2f、3拍目のウラのウラの4弦解放、あとは最後の2つ(4弦解放と5弦解放)だけ、ということになります。…あまりに弾きにくいようでしたら、小節前半のアルペジオを繰り返してもよいと思います。(南澤)



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