Obedient Woods CD、楽譜集

Big South Valley Music(2013)CD:¥3,024(税抜き¥2,800) / 楽譜集:¥2,376(税抜き¥2,200)


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 『Milestone』から実に8年ぶりとなる、全曲新録音によるオリジナル・ソロ・ギター曲集。「出会い」と「故郷への長い道」はプラネタリウム番組のサウンドトラック用にソロ・ギター・スタイルで作曲。それ以外の曲はプラネタリウム番組やゲーム、演劇のために作った楽曲をソロ・ギター・アレンジしたものです。

 ギターはMorris S131M、S121sp、HISTORY NT501M、Yokoyama Guitar AR-WH-299、Tacoma P1を使用。マイクは測定用機材で有名なEarthworks社のSR77、プリアンプも原音に忠実なGrace Design社のModel 101を使用し、Apple MacPro 2x2.93G QuadCoreに96k・24bitでハードディスク・レコーディングしています。

 楽譜集は、CD全曲の完全コピー譜です。五線譜、TAB譜、ダイアグラム譜の三段表記(見本はこちら)。A4版・全100ページ。

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ダウンロード販売サイトダウンロード・マーケットにて、下記商品を発売中です。[2016.2.1加筆]
「月」楽譜 (324円)音源 (216円)楽譜+音源セット (432円)
「Mimasaka」楽譜 (324円)音源 (216円)楽譜+音源セット (432円)
「星を継ぐもの」楽譜 (324円)音源 (216円)楽譜+音源セット (432円)


01.
02. 星空はパラダイス
03. 出会い
04. リトル・マーメイド
05. Uncle Tom's Cabin
06. 故郷への長い道
07. 忘却の夜
08. かに座ですカニ。
09. Mimasaka
10. 聖歌
11. ジャンヌ・ダルク
12. 海へ抜ける道
13. 星を継ぐもの
14. サンタクロースの弟子 [play D]
15. Subway Ranger "Metro-Man"

(YouTube):試聴データ/ (YouTube):動画
 


01. 月

 2007年夏に佐賀県立宇宙科学館で投影されたプラネタリウム番組「月〜地球の季節(とき)を知る〜」(制作:(有)スペースサイト)のメイン・テーマとして、ピアノで作曲。番組は月をテーマにした学術系のものだったので、メイン・テーマは逆に無機質にならないよう、情感が強めになるように作りました。

 使用ギターは完成したばかりのモーリスS131Mで、チューニングはドロップDの全弦半音下げ(D♭A♭D♭G♭B♭E♭)です。

 オリジナル・ヴァージョンは『月/惑星』に収録。



02. 星空はパラダイス

 2004年12月に大阪のドリーム21で初投影された、星占いをテーマにしたプラネタリウム番組「星占いパラダイス」(制作:(有)スペースサイト)の主題歌として作曲しました。番組内では、声優でRita iotaのヴォーカルでもあるRitaさんに歌ってもらっています。

 使用ギターはモーリスS121spで、チューニングはドロップD。グライダー・カポを使い、途中で2カポから3カポに移動しています。

 オリジナル・ヴァージョンは『12星座パラダイス』に収録。



03. 出会い

 2008年に兵庫県姫路科学館で投影されたプラネタリウム番組「地球人をさがせ!」のサウンドトラックとして、ギターで作曲しました。「地球人をさがせ!」は、宇宙人さがしを夢見る少年コウと親友の少女ルル、そして宇宙人なんていないと言い張る少年マーサ…3人の衝突と芽生える友情、そしてその30年後を描いた物語です。この曲は物語冒頭で、主人公3人と天文学者の博士が出会うシーンのために書いた曲で、オリジナル・サウンドトラック・アルバムでの原題は「博士との出会い(Doctor and Kou)」でした。

 使用ギターはHISTORY NT501Mで、チューニングはドロップD。3フレットの全弦と、5フレットの2〜6弦にカポを付けています。

 オリジナル・ヴァージョンは『地球人をさがせ!』に収録。



04. リトル・マーメイド

 ぞんぞんプロデュースの演劇「リトル・マーメイド」のメイン・テーマとして、1989年にピアノで作曲(ジャケット内側の表記「1990年」は、間違いでした)。このお芝居は、人魚伝説が語り継がれる島を舞台に繰り広げられる哀しい恋の物語で、改訂・改題されつつ何度か再演されました。この曲は、そのうち第15回公演の「リトル・マーメイド'90」(1989年12月/田端die pratze)と第18回公演の「ラブ・スターズ・デイ」(1991年7月/六本木アトリエ・フォンテーヌ)で使用されています。またその後、南澤が音楽を担当した日本テレビの「Neo Hyper Kids」CGアニメスペシャル第1話「人魚姫」(1995年4月放送)でも、中心モチーフとして使用しています。

 使用ギターはタコマのP1(パプーズ)で、チューニングはドロップD相当(F#C#F#BD#G#にチューニングし、3カポで弾いています)。

 「リトル・マーメイド」のモチーフが使われた「Neo Hyper Kids」サウンドトラック版は『Piano Solos』に収録。



05. Uncle Tom's Cabin

 1993年に荻窪・アールコリンで上演された、劇団キャプテン・チンパンジーの演劇「JANE」のサウンドトラックとして、ピアノで作曲。物語はアメリカの南北戦争をモチーフに、遙かな未来の惑星アメリアにおけるクローン解放戦争を描いたお芝居で、この曲は「アンクル・トムの小屋」という酒場でのダンス・シーン用に書いたものです(ですので、ストウ夫人の同名小説とはまったく関係がありません)。後にピアノ・ソロにアレンジして、無声映画「愚かなる妻(1922年制作)」のTV放送用サウンドトラックでも使用しています。

 使用ギターはHISTORY NT501Mで、チューニングはドロップDのカポ1と同等です(実際はドロップDの全弦半音下げ+カポ2)。

 ピアノ・ヴァージョンは『Piano Solos 2+』に収録。



06. 故郷への長い道

 2006〜2007年に東京・多摩のベネッセ・スタードームで投影されたプラネタリウム番組「プラネット・ワンダーランド」(制作:スペースサイト)のメイン・テーマとして、ギターで作曲。番組は太陽系をテーマにした学術系のものだったので、アルバム1曲目の「月」と同様メイン・テーマは無機質にならないよう、優しげなイメージで作りました。2011年発表のソロ・ギター・アルバム『いのり 〜guitar』には、「惑星」という題でサビ前までのヴァージョンを収録しています。タイトルは、スタートレックの映画シリーズ4作目の邦題からいただきました。

 使用ギターはモーリスS131Mで、チューニングはドロップD。2フレットの2〜6弦にカポを付けています。

 オリジナル・ヴァージョン(「惑星」)は『月/惑星』に収録。



07. 忘却の夜

 1998年6月に発売された、ミステリ作家・綾辻行人さんの原作・原案・脚本・監修によるプレイステーション用RPG「ナイトメア・プロジェクト YAKATA」の主題歌。物語は、孤島の屋敷に招待された“悪夢を見る力”を持つ古我ユキヤら4人が悪夢との戦いに巻き込まれてゆく…というもの。私がサラリーマンを辞めて音楽一本でいく契機となった仕事でもあり、ツマと出会うきっかけになった仕事でもあって、私の人生において非常に重要な作品でした。この曲はメイン・テーマとしてピアノで作曲したものですが、綾辻さんが後からこの曲に付けて下さった歌詞のタイトルが「忘却の夜」で、ここではそれを正題にしています。

 使用ギターはYOKOYAMA AR-WH-299で、チューニングはドロップDの6カポです。

 オリジナル・ヴァージョンは『nightmare project YAKATA』に収録。



08. かに座ですカニ。

 「星空はパラダイス」と同じく、2004年12月初投影の、星占いをテーマにしたプラネタリウム番組「星占いパラダイス」(制作:(有)スペースサイト)のサウンドトラックとして作曲しました。『Obedient Woods』の中では曲名が特に注目されたようですが(笑)、もともとのサウンドトラック・アルバムの時からこの題が付いていました(たしか台本にあった、かに座のセリフからいただいた記憶が)。

 使用ギターはHISTORY NT501Mで、チューニングはドロップDのカポ2です。

 オリジナル・ヴァージョンは『12星座パラダイス』に収録。



09. Mimasakasa

 1999年に新宿のシアター・モリエールで上演された、劇団てぃんか〜べるの「魍魎の匣」(原作は京極夏彦さんの小説です)のサウンドトラックとして、ピアノの即興演奏に近い形で作曲しました。タイトルは、登場人物の一人である美馬坂から来ていますが、特定のシーン用に書いたものなので、美馬坂というキャラクターを象徴する曲、というわけではありません。

 使用ギターはYOKOYAMA AR-WH-299で、チューニングはドロップDのカポ無しです。

 オリジナル・ヴァージョンは『魍魎の匣』に収録。



10. 聖歌

 1993年に荻窪・アールコリンで上演された、劇団キャプテン・チンパンジーの演劇「ジャンヌ・ダルク」のサウンドトラックとして、ピアノで作曲。「ジャンヌ・ダルク」は、フランスの王子に恋しジャンヌ・ダルクとして陸に上がった人魚姫の、哀しい愛の物語。この曲はラストシーン近く、ジャンヌが処刑台に向かうシーン用に書いたものですが、実際の公演では未使用でした。あまりギター向きの楽曲ではありませんが、自分の中では「ジャンヌ・ダルク」と対になっているので、今回アレンジして収録しました。

 使用ギターはYOKOYAMA AR-WH-299で、チューニングはドロップD。3フレットの全弦と、5フレットの2〜6弦にカポを付けています。

 オリジナル・ヴァージョンは『ジャンヌ・ダルク』に収録。



11. ジャンヌ・ダルク

 「聖歌」と同じく、演劇「ジャンヌ・ダルク」のメイン・テーマとして、ピアノで作曲。このお芝居は何度か再演されており、1995年の再演時は、劇場(たしか池袋のシアターグリーン)にコンピューター(mac、たぶんIIciか8100/80AV)とシンセサイザーを持ち込んで、生演奏で音を付けていました。

 使用ギターはモーリスS131Mで、チューニングはドロップDのカポ2です。

 オリジナル・ヴァージョンは『ジャンヌ・ダルク』に収録。



12. 海へ抜ける道

 ぞんぞんプロデュースの公演「ラブ・スターズ・デイ」のサウンドトラックとして、1991年にピアノで作曲。このお芝居は「リトル・マーメイド」を改題・改稿したもので、当然メインテーマは「リトル・マーメイド」でした(ハーモニクス部分は、「リトル・マーメイド」冒頭部のメロディです)。「ラブ・スターズ・デイ」サウンドトラックに収録したのは私が歌ったヴォーカル・ヴァージョンで、後に友人の水野ノブヨシくんとのユニットSol, Vento, e Marのアルバムには、サックスによるインストゥルメンタル・ヴァージョンも収録しました。自分の音楽の核である“寂寥感”をはじめて具体化した曲でもあります。

 使用ギターはモーリスS121spで、チューニングはドロップD。4フレットの全弦と、6フレットの2〜6弦にカポを付けています。

 Sol, Vento, e Marヴァージョンは『Gemini』に収録。



13. 星を継ぐもの

 2006年7月に兵庫の姫路科学館で投影されたプラネタリウム番組「宇宙への夢と憧れ〜ロケット開発物語〜」(制作:((有)スペースサイト)のエンディング・テーマとして作曲。ロケットの開発に情熱を注いだ科学者たちの素顔に迫る番組でした。タイトルは、ロケット開発で受け継がれていく情熱と技術…というイメージで、私の好きなSF小説(ジェームス・P・ホーガン「星を継ぐもの」)からいただきました。

 使用ギターはモーリスS121spで、チューニングはドロップDの全弦1音半音下げ(BF#BEG#C#)です。

 オリジナル・ヴァージョンは『ロケット開発物語』に収録。



14. サンタクロースの弟子

 『Obedient Woods』本編は13曲目の「星を継ぐもの」まで。ここからの2曲はボーナス・トラックです。

 2001年12月に池袋のシアター・グリーンで上演された、劇団キャプテン・チンパンジーの公演「サンタクロースの弟子」のメイン・テーマとして、ピアノで作曲。物語は、サンタクロースに憧れる心優しきサラリーマン・二階堂の、優しくて切ない冒険を描いたもので、ソロ・ギター・アルバム『Milestone』でもプレイ・キーGで一度アレンジしていたのですが、今回プレイ・キーDでアレンジし直してみました。

 使用ギターはモーリスS121spで、チューニングはドロップDの3カポです。

 オリジナル・ヴァージョンは『サンタクロースの弟子』に収録。



15. Subway Ranger "Metro-Man"

 1994年1月に下北沢の東演パラータで上演された、無頼サクセションの公演「地下鉄戦隊メトロマン」の主題歌として作曲。物語は、西暦2004年…世紀末をやり過ごし退廃的な日常が続く世界。ある日、エコロジア帝国軍と名乗る宇宙からの侵略者達が東京に攻めてくる。それに対抗せんと“自称”天才科学者の地下鉄職員が不可思議な波動を発明、それを浴びてしまった不運な5人の若者は“地下鉄戦隊メトロマン”というヒーローになってしまう。だが、悪と思って戦っていた敵のある事実を知った彼等は…というものでした。主題歌であるこの曲のタイトルも「地下鉄戦隊メトロマン」なのですが、曲名の印象があまりにも直接的なので、英語表記にしています。

 使用ギターはHISTORY NT501Mで、チューニングはドロップDの全弦半音下げ(D♭A♭D♭G♭B♭E♭)です。

 オリジナル・ヴァージョンは『戦え!! 僕らのスーパーヒ−ロー』に収録。


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